GJ > 競馬ニュース > サウジアラビアRC 新種牡馬データから勝算を調査  > 2ページ目
NEW

JRA新種牡馬ドゥラメンテ・モーリス・リオンディーズが初のガチンコ対決! 超出世レース・サウジアラビアRC(G3)で現在の成績と適性から勝算を読み解く

■芝馬場状態の成績
ドゥラメンテ
良  勝率14.8%・連対率18.5%・複勝率31.5%
稍重 勝率28.6%・連対率35.7%・複勝率35.7%
重  勝率25.0%・連対率62.5%・複勝率62.5%
不良 勝率0%・連対率0%・複勝率0%

モーリス
良  勝率17.3%・連対率38.7%・複勝率44.0%
稍重 勝率5.3%・連対率15.8%・複勝率36.8%
重  勝率0%・連対率25.0%・複勝率25.0%
不良 勝率25.0%・連対率25.0%・複勝率25.0%

リオンディーズ
良  勝率14.0%・連対率22.4%・複勝率37.2%
稍重 勝率0%・連対率6.2%・複勝率12.5%
重  勝率20.0%・連対率20.0%・複勝率40.0%
不良 勝率0%・連対率0%・複勝率0%

 次に鞍上だが、ドゥラメンテ産駒は乗り難しいのか一部のトップジョッキーに偏っている。実際に若手騎手や減量騎手では未勝利だ。リーディング上位にいるような騎手でなければ、同産駒を勝利に導くことは難しいといえるだろう。これはモーリス産駒も同様の傾向となっており、さらにドゥラメンテ産駒とモーリス産駒の勝利は、全30勝のうち24勝が関西所属騎手によるもの。特にルメール・川田・福永の3人だけで15勝だから恐れ入る。相性を考慮しても、ドゥラメンテ産駒とモーリス産駒にこの3名が騎乗すれば大幅プラスだ。


■騎乗騎手別勝利数
ドゥラメンテ(全14勝)
福永祐一 3勝
川田将雅 2勝
ルメール 2勝
松山弘平 2勝
北村宏司 2勝
戸崎圭太 1勝
池添謙一 1勝
レーン  1勝

モーリス(全16勝)
福永祐一 2勝
川田将雅 3勝
ルメール 3勝
武豊   2勝
北村友一 2勝
坂井瑠星 2勝
戸崎圭太 1勝
田辺裕信 1勝

リオンディーズ(全9勝)
福永祐一 1勝
武豊   1勝
和田竜二 1勝
内田博幸 1勝
松若風馬 1勝
横山武史 1勝
津村明秀 1勝
菅原明良 1勝
木幡巧也 1勝

 以上の成績を踏まえて検討すると、狙いはドゥラメンテ産駒の「キングストンボーイ」となる。

 芝の左回り、馬場状態、マイル戦、鞍上と総合的に欠点は見当たらない。良馬場以外のマイル戦は買いの条件であり、特に稍重・重馬場に絞れば8戦3勝2着2回で勝率37.5%・連対率62.5%と破格の数字に。加えて各鞍上の本年東京成績を比較しても(ルメール191戦53勝・北村友一12戦0勝・三浦皇成142戦16勝)と信頼度は高く、ここはドゥラメンテ産駒の重賞初勝利が期待できる。

 次いでモーリス産駒の「インフィナイト」だが、デビュー戦で見事勝利を決めた前走は牝馬限定戦で、今回は牡馬の強豪が相手となる。モーリス産駒で2勝の北村騎手は心強いが、その鞍上は今年東京コースで12戦0勝と未勝利なので割引は必要だ。

リオンディーズ産駒の「ピンクカメハメハ」も馬場悪化はマイナス。勝率と連対率も前記2頭と差があり、ここは評価を下げざるを得ない。

 ドゥラメンテ産駒は全勝利が芝のみで、しかも馬場悪化に滅法強い。さらにダートは9戦未勝利で買えないなど、この時点ですでに様々なデータが揃いつつあるのが興味深い。今後デビューを控えている2歳馬の走りなどでこの傾向も変わるかもしれないが、まずはこのサウジアラビアRCは「キングストンボーイ」の走りに注目したい。

JRA新種牡馬ドゥラメンテ・モーリス・リオンディーズが初のガチンコ対決! 超出世レース・サウジアラビアRC(G3)で現在の成績と適性から勝算を読み解くのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  3. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  4. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  5. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!