元JRA安藤勝己氏『不利がなければ勝っていた』!? 北村友一「苦難の年」に希望の光! マイルCS(G1)コンビ復活で見えた今年2度目のG1勝利
2日、今月22日に阪神競馬場で行われるマイルCS(G1)で、レシステンシア(牝3歳、栗東・松下武士厩舎)に北村友一騎手が騎乗する事が発表された。
エリザベス女王杯(G1・芝2200m)との両にらみだったレシステンシアだが、これまでの出走レースはすべてマイル以下。距離適性を考慮してマイルCSへ出走する事となる。
先週は天皇賞・秋(G1)でクロノジェネシスに騎乗した北村友騎手。レース後「駐立が悪くて出負けしたうえに、外からも寄られて下げる形になってしまいました……」と語っているように、不運が重なっての3着惜敗であった。
昨年はG1を3勝し、一気にブレイクした感のあった北村友騎手。しかし、2020年は天皇賞・秋だけではなく「苦難の年」となっているようだ。
今年の1月は2着が7回もあったが未勝利に終わり、3月までに2度の騎乗停止処分。災難はそれだけにとどまらず、4月の桜花賞(G1)ではレシステンシアの主戦降板という悲劇も味わった。
その結果、4月終了時点ではわずか8勝。昨年は同時期に24勝を挙げていた事を考えると、もの足りない成績だったといえるだろう。
6月にはクロノジェネシスで宝塚記念(G1)を制するも、ダイアトニックの主戦降板などもあり3勝どまり。
10月のスプリンターズS(G1)では元々ミスターメロディとコンビが決まっていたが、福永祐一騎手のインディチャンプが同レースを回避。結果、ミスターメロディは福永騎手へと乗り替わってしまった。

このレースでは、武豊騎手の凱旋門賞(仏G1)参戦でダイアトニックの鞍上も宙に浮いていた。それまでダイアトニックで4勝を挙げていた北村友騎手への乗り替わりも考えられる状況であったが、非情にも初騎乗となる横山典弘騎手が鞍上に決定。
結局、散々振り回された挙句、直前で乗り馬がいなくなるという不運な目に遭っている。
「ダイアトニックと北村友騎手のコンビといえば、今春の阪急杯(G3)のゴール前で斜行するアクシデント。無観客の初週となったレースで、ゴール直後、不利を受けた川田将雅騎手の『ユーイチ!!』という声が中継で拾われて、ファンの間でも大きな話題になりました。
続く高松宮記念では、不利を受ける側に……。あくまで北村友騎手は被害者ですが、レース後に元JRA騎手の安藤勝己さんが『不利がなければ勝っていた』と言っていたように惜しい競馬でした。何かとツイてない1年ですが、レシステンシアとのコンビ復活でこの流れを断ち切ってほしいですね」(競馬記者)
今年もあと2カ月。マイルCSでのレシステンシア騎乗が決定した北村友騎手。この上昇運気に乗って、巻き返してくれることを期待したい。
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