JRAチャンピオンズC(G1)クリソベリル「1強」は幻想!? 次々と「不安要素」浮上……最大の不安は「C.ルメールと立場逆転」で窮地の鞍上か

6日、中京競馬場ではダート王決定戦のチャンピオンズC(G1)が開催される。国内では無敗のクリソベリル(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が連覇なるかに注目が集まる。
3歳で挑んだ昨年のチャンピオンズCは、キャリアわずか5戦(5勝)での出走。1番人気は実績馬のゴールドドリームに譲ったが、好スタートから終始経済コースを走ったクリソベリルが直線鋭く伸びて、ゴールドドリームとの追い比べを制した。
その後、クリソベリル陣営が今年の初戦に選んだのが、サウジアラビアで開催された2月のサウジカップ(G1)。しかし、世界各国の豪華メンバーが集まった新設レースでは、ゴールドドリームにも後れを取り、7着に敗れてしまう。
帰国後は立て直しを図り、6月の帝王賞(G1)、11月のJBCクラシック(G1)を連勝。両レースで2着に破ったのが大井巧者のオメガパフュームだったことで、クリソベリルの評価はうなぎのぼり。国内ダート界では“1強”状態となっている。
しかし、競馬に絶対はないように、クリソベリルにも死角がないわけではない。むしろ、不安要素は決して少なくない。鞍上の川田騎手は1日に『サンスポ』に掲載された『われかく戦う』というインタビュー記事で、「(クリソベリルは)ゲートは好きではなく、常に課題ではあります」と、数少ない課題として、ゲートを挙げている。
実際に、初黒星を喫したサウジCでは、スタートで立ち遅れ、終始リズムに乗れないまま直線でも伸びを欠いた。そしてここにきて浮上したのが「左回り苦手説」だ。
「これまでクリソベリルは、国内外9戦のうち、3戦が左回りです。日本テレビ盃(G2)は相手にも恵まれ圧勝しましたが、チャンピオンズCは55kgという斤量、有利な内枠から経済コースを通り、すべてがうまくいっての『クビ差』の勝利でした。そしてサウジCは、初の海外競馬だったとはいえ、負けすぎた感は否めません。
右回り時に比べると、左回りコースではパフォーマンスレベルは少し落ちると見ていいのではないでしょうか。もし、中京1800mで不利と言われる外枠に入り、さらに出遅れるようなら、馬群に沈むシーンがあるかもしれませんよ」(競馬誌ライター)
他にも、中4週というこの馬にとって初めてのローテーションも不安要素の一つだ。そして、何よりの不安が鞍上のG1での不振ぶりである。
川田騎手は、クリソベリルとのコンビで交流G1制覇はあるが、JRAのG1では18連敗中。1番人気に支持されたG1に限ると、7連敗中である。

昨年は、C.ルメール騎手が騎乗したゴールドドリームが1番人気で、川田騎手とクリソベリルはあくまでも挑戦者だった。しかし、今年は“大本命”として他馬を迎え撃つ立場。しかも、今年の2番人気に予想されているのが、ルメール騎手が騎乗するカフェファラオだ。
G1・18連敗中の川田騎手と目下G1・4連勝中のルメール騎手。鞍上だけに目をやれば、勢いの差は歴然。先述した『サンスポ』のインタビューで、川田騎手は「日本で負けていい馬ではないと思っています」と胸の内を明かしているが、その言葉が自身に重くのしかからなければいいのだが……。
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