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JRA福永祐一「27連敗」の絶不調。「コントレイル頼み」クラシック三冠も状況は深刻……更なる飛躍へ求められる「G1勝利」

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 6日、中京競馬場で行われたチャンピオンズC(G1)は、戸崎圭太騎手が騎乗したチュウワウィザード(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)が優勝。レース後「目標のクリソベリルを前にマークして外を回る形で追いましたが、チュウワウィザードは追って渋太い馬ですし、しっかりと力を出してくれました」と話したように、本馬の能力を引き出した会心の騎乗であった。

 過去には麒麟山特別(2勝クラス)でもチュウワウィザードを勝利に導いていた戸崎騎手だが、この勝利で本馬とのコンビでは2戦2勝。まさに人馬一体となった騎乗は、今後のコンビ継続を予感させるものであったといえるだろう。

 昨年のチャンピオンズCでは4着と涙を飲んだチュウワウィザードだが、その際にコンビを組んでいたのが福永祐一騎手。戸崎騎手とは対照的にインディアトロフィー(2勝クラス) 3着が最高で、2戦して勝利を手にすることができなかった。

 これまでキャリア17戦のうち、16戦で3着以内と堅実な走りがストロングポイントのチュウワウィザードで唯一3着以内を外したように、福永騎手との相性はそれほどいいといえない。

 今年のチャンピオンズCではエアスピネルで挑むも7着に敗れた福永騎手。最終レースでも勝利することができず、現在「27連敗中」と絶不調だ。

 前回、福永騎手が勝利したのは11月28日の阪神競馬5Rで、単勝1.4倍と圧倒的支持を受けたヴィクティファルス。その日のメインレース京都2歳S(G3)でも、1番人気のグロリアムンディで4着に敗れており、精彩を欠く騎乗が続いている。

「グロリアムンディは、福永騎手が来春のクラシックを意識する一頭です。先週は外に出せない競馬となり『うまく乗ることができず申し訳ありません』とコメントしていましたが、手痛い敗戦となりましたね。次走は1月23の若駒Sを予定しているようですが、クラシックへ向けては落とせない一戦となりそうです」(競馬記者)

 昨年のチャンピオンズCでも、内で詰まる競馬を強いられた福永騎手。先週の日曜日に続き今週も勝利からは見放されているだけに、今後のG1戦線でも不安はつきまとう。

 現在125勝で騎手リーディング3位につけているが、今回の27連敗中にも1番人気が8頭。騎乗馬の質は悪くないだけに、状況は深刻なのかもしれない。

 今年はコントレイルでクラシック三冠の快挙を達成。しかし、G1勝利はその3つのみで「コントレイル頼み」の感が否めない現状。今後も、阪神JF(G1)のヨカヨカ、朝日杯FS(G1)のレッドベルオーブ、有馬記念(G1)ラッキーライラックなどG1での騎乗が予定されているが、人気馬への騎乗もありそうなだけに来年への飛躍に向けては更なる勝ち星が求められそうだ。

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