GJ > 競馬ニュース > カペラS「地方の大物」参戦も絶望的なデータ…
NEW

JRA「13年ぶり」大挑戦。カペラS(G3)「地方の大物」参戦も絶望的なデータ……。克服したオメガパフュームとの大きな違いとは

【この記事のキーワード】,

JRA「13年ぶり」大挑戦。カペラS(G3)「地方の大物」参戦も絶望的なデータ……。克服したオメガパフュームとの大きな違いとはの画像1

 6日、中山競馬場でカペラS(G3)が開催される。JRAで唯一ダート1200mの重賞競走ということで、スピード自慢のダート馬が集結した。

 中央復帰後、3連勝でオープン入りを果たしたダンシングプリンス、交流重賞2勝のジャスティンなどが上位人気に推されることが予想される。

 その中でも、注目したいのが地方から参戦するサブノジュニア(牡6歳、大井・堀千亜樹厩舎)だ。

 今年のJBCスプリント(G1)の勝ち馬であるサブノジュニア。同レースではマテラスカイ、モズスーパーフレアといった中央の強豪を鋭い末脚で差し切った。2着との着差も1馬身3/4と圧巻の内容である。

 矢野貴之騎手は「充実期を迎えている。精神的な強さが非常に目立っていると思います」と本格化を示唆。また、堀調教師は「ずっとここ(JBCスプリント)を目標にやってきたので、本当に感無量です」と喜びを語った。

 次走については「ゆっくりオーナーさんと相談して考えたいと思います」と話していたが、中央ダート界への殴り込みを敢行することとなったようだ。

 JBCスプリント王者がカペラS参戦となれば、1番人気になってもおかしくないのだが、8日現在で『netkeiba.com』の予想オッズは5番人気想定に甘んじている。

 これには59キロという酷量が大きく影響しているかもしれない。

JRA「13年ぶり」大挑戦。カペラS(G3)「地方の大物」参戦も絶望的なデータ……。克服したオメガパフュームとの大きな違いとはの画像2

 今年、13回目を迎えるカペラSだが、これまでに59キロを背負って出走した馬は1頭もいない。58キロを背負って出走した馬はコパノキッキングが昨年に勝っているが、それまでは10連敗を喫していた。

 これにはダート短距離戦における斤量の重要性が関係している。

JRA「13年ぶり」大挑戦。カペラS(G3)「地方の大物」参戦も絶望的なデータ……。克服したオメガパフュームとの大きな違いとはの画像3

「ダート重賞で59キロを背負った馬が活躍することは珍しくありません。今年の平安S(G3)を勝ったオメガパフュームも59キロでしたし、実力があれば克服できるケースも多くあります。

しかし、短距離になると苦戦傾向にあります。過去30年のダート1200m戦で59キロを背負って勝った馬は1頭もいません。この斤量を背負うということは実績馬なのですが、やはり行き脚がつきにくいというのは致命傷なのかもしれませんね」(競馬記者)

 過去30年、ダート1200m戦に59キロを背負って出走した馬は14頭いるが、2着が最高。カペラSの前身であるガーネットS(G3・ハンデ)においても、2007年に前年の勝ち馬リミットレスビッドが59キロで出走し、2着に敗れた。

 しかも、ダート1200m戦に59キロを背負って出走するのは、それ以来となる13年ぶり。長らく中央競馬において敬遠されていた酷量だけに、JBCスプリントで強豪馬を撃破した地方の大物とはいえ、克服するのは至難の業かもしれない。

 初の中央挑戦でサブノジュニアがどのような走りを見せるか注目したい。

JRA「13年ぶり」大挑戦。カペラS(G3)「地方の大物」参戦も絶望的なデータ……。克服したオメガパフュームとの大きな違いとはのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  2. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  8. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  9. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……