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2020.12.27 06:00
武豊×ワールドプレミアの状態は? 『ハナだけは譲るつもりはない』あの馬が堂々の逃げ宣言!! カレンブーケドール「グランプリ男」と「善戦ウーマン返上」へ!?【口外無用!有馬記念(G1)特撰7頭】
編集部
枠が重要視される有馬記念で、今年1枠1番の最内に入ったのは、快速逃げ馬バビット(牡3、栗東・浜田多実雄厩舎)だ。
ラジオNIKKEI賞(G3)、セントライト記念(G2)と逃げて2連勝。だが、勢いそのままで挑んだ菊花賞(G1)では、3番人気に支持されたものの、10着と人気を裏切る結果に終わった。
「前走は距離が長かったですね。前進気勢が強いこともあり、『正直なところ、距離は2000mが適性。セントライト記念も、全体時計は平凡で最後は脚も止まっていた』とスタッフは冷静に判断していました。
ただ今回は連勝していたころと同じような調整に戻したので、状態は上向き。1番枠に入ったこともあり、『ハナだけは譲るつもりはない。自分の競馬をしたい』と前を向いていました」(栗東関係者C)
レース展開の鍵を握る1頭になるのは間違いない。
キセキ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)も前で競馬をすると予想されている1頭だ。
前走のジャパンCでは、今回も騎乗する浜中俊騎手を背に大逃げ。大胆な策に出た浜中騎手を称賛する声もあがったものの、当の本人からは「1コーナーから掛かっていました。それで、馬の気に合わせて行きました」と驚きのコメントが飛び出した。
「前走は他馬に反応してオーバーペースで逃げてしまいましたね。一時のゲート難は解消しつつあるのですが、過敏な面は相変わらず。それに『天皇賞・秋みたいに折り合ったとしても、決め手に欠ける……』と、スタッフも悩んでいるようです。
また今回が秋4戦目なので、『やや硬さが出てきているので疲れが心配』と、状態面も下降線をたどっているみたいです。見せ場を作るのが精一杯かもしれません」(栗東関係者D)
“キセキ”を起こすのは難しいか……。
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