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JRA日経新春杯(G2)「6億円」アドマイヤビルゴに降りかかるセレクトセール高額落札馬の苦難の歴史……重賞勝利は絶望的?

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 今週から中山競馬場だけでなく、中京と小倉も無観客開催が決定した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためとはいえ、ファンとしては残念な限りだ。今はステイホームで競馬を楽しみたい。

 この週末は愛知杯(G3)、京成杯(G3)、日経新春杯(G2)と3つの重賞レースが行われるが、注目はやはり日経新春杯だろう。重賞初制覇を目指すアドマイヤビルゴは、セレクトセールで総額6億円を超える評価を受けた馬。ディープインパクト産駒最後の大物となるか、それとも過去の高額落札馬同様に話題先行となるか、ここは試金石となる一戦だ。

 そもそもセレクトセールの高額落札馬は、その金額ほど活躍しない傾向にある。中でも3億円以上で落札された高額落札馬に関しては、はっきり言って期待外れといった面が強い。

 そこで今回は、ここまで行われたセレクトセールにて3億円以上で落札された馬の成績をチェックし、アドマイヤビルゴの可能性を探ってみた。


■セレクトセール高額落札馬
(引退馬を含め現4歳以上。消費税込3億円以上で落札された馬と成績)

ディナシー(牝)
6億3000万円【2006年 当歳セール】
父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー
未出走(抹消)

アドマイヤビルゴ(牡)
6億2640万円【2017年 当歳セール】
父ディープインパクト 母イルーシヴウェーヴ
5戦4勝(現役) 7928万円

ザサンデーフサイチ(牡)
5億1450万円【2004年 当歳セール】
父ダンスインザダーク 母エアグルーヴ
41戦3勝(抹消) 7196万円

ダブルアンコール(牝)
3億9960万円【2017年 当歳セール】
父ディープインパクト 母ドナブリーニ
6戦1勝(現役) 1067万円

ラストグルーヴ(牝)
3億7800万円【2011年 1歳セール】
父ディープインパクト 母エアグルーヴ
1戦1勝(抹消) 600万円

トーセンダンス(牡)
3億5175万円【2002年 当歳セール】
父サンデーサイレンス 母ダンシングキイ
1戦0勝(抹消) 0万円

フサイチジャンク(牡)
3億4650万円【2003年 当歳セール】
父サンデーサイレンス 母セトフローリアン2
16戦4勝(抹消) 8909万円

カーム(牡)
3億3600万円【2000年 当歳セール】
父サンデーサイレンス 母フランクアーギュメント
30戦14勝(JRA未勝利・地方14勝)(抹消) 757万円

ブルーアヴェニューの2006(牡)
3億1500万円【2006年 当歳セール】
父フレンチデピュティ 母ブルーアヴェニュー
未出走(抹消)

アドマイヤハーレ(牡)
3億1500万円【2007年 当歳セール】
父クロフネ 母マイケイティーズ
2戦1勝(抹消) 690万円

サトノジェネシス(牡)
3億240万円【2016年 当歳セール】
父ディープインパクト 母マルペンサ
3戦2勝(現役) 1701万円

サトノソロモン(牡)
3億240万円【2016年 当歳セール】
父ディープインパクト 母イルーシヴウェーヴ
7戦2勝(現役) 3199万円


 ディープインパクトやアドマイヤムーンなどセレクトセール出身の活躍馬は数多くいるが、上記の高額落札馬は散々な成績なのだ。1億円以上稼いだ馬はゼロ、最高でもJRAで4勝、重賞を勝利した馬もゼロ。高額落札馬の呪いともいえる微妙な戦績のオンパレードだ。

 もしアドマイヤビルゴが日経新春杯を勝てば、3億円以上の高額落札馬で初めての重賞勝利、そして獲得賞金1億円超えとなる。果たして同馬はこの呪いに打ち勝つことができるだろうか。

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