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JRA 川田将雅「1番を獲れると思っていた」から5年……「打倒ルメール」へたどり着いた“答え”とは。「ちょっと無理してます(笑)」待望の新連載『VOICE』がスタート

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JRA 川田将雅「1番を獲れると思っていた」から5年……「打倒ルメール」へたどり着いた答えとは。「ちょっと無理してます(笑)」待望の新連載『VOICE』がスタートの画像1

 8日、競馬大手ポータルサイト『netkeiba.com』にて、川田将雅騎手による新連載コラム『VOICE』がスタートした。

 武豊騎手を筆頭にトップジョッキーが集うJRAの中でも、ここ2年連続でリーディング2位など現在、日本人No.1騎手と言っても過言ではない川田騎手。見た目のクールさに加え、これまで出演した対談企画やバラエティー番組でも、主にゲスト出演に留まっていただけに、自身が主役となる新企画は、連載開始前から多くの競馬ファンから熱視線を集めていた。

 そんな川田騎手の新連載『VOICE』第1回のテーマは【In the brain】と銘打った通り、自身の「心」に向き合った内容。詳細はぜひコラムをご覧いただきたいが『感情を封印した「この5年」、そして新たな境地へ──』と、現在の心境の変化が赤裸々に綴られている。

 今年、35歳のシーズンを送っている川田騎手だが「30歳を境に、まったく笑わなくなってる」と自身を振り返っている。その背景にはマカヒキ(日本ダービー)やハープスター(桜花賞)といったスターホースの主戦を務める重責があったようだ。

「コラムにも『どんどんサイボーグ化して過ごしていた』と書かれていますが、川田騎手は年々、ストイックになっていった印象です。自分にはもちろん他人にも厳しい姿勢は、先日のウイニング競馬(テレビ東京)内でも、先輩の福永祐一騎手から『怒り役は将雅』と冗談で指名されるほど。メディアへの対応も丁寧なんですが、どこか冷たい印象もありました」(競馬記者)

 無論、そんなストイックな姿勢が川田騎手を超一流と呼ばれる騎手に育てたことは確かなようだが、最近はそんな自分に“限界”を感じつつあるようだ。

「この5年間、笑顔が消えるほどに強い責任感を持って仕事と向き合ってきましたが、結果として、一番になれていない」

 コラムでそう心境を吐露した川田騎手。昨年1月に行われた『2019年度JRA賞』の授賞式では「今年こそはルメールさんに勝って、この壇上のセンターに立ちたい」と誓ったものの、結果は2年連続の2位……意識の中にあるのは当然、4年連続でリーディングを獲得しているルメール騎手への挑戦だ。

「2016年のことですが、藤岡佑介騎手がホストを務める対談企画『with 佑』(netkeiba.com)に、川田騎手がゲスト出演した当時が思い出されますね。

川田騎手は、そこで『本来なら、この数年で1番を獲れると思っていた』と発言。藤岡佑騎手の『予定では、現時点で川田時代が到来しているはずだった?』との質問に『その予定だった。でも現実的にはそうじゃない』と答えています。

当時は、前年にルメール騎手とM.デムーロ騎手の2人がJRA騎手になったばかり。藤岡佑騎手が『クロフネ来航』と話していましたが、実際にルメール騎手が2017年から現在に至るまでずっとリーディングに君臨し、川田騎手は2年連続の2位に甘んじています。そんな川田騎手が思うところは当然あると思いますね」(同)

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