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JRA【日本ダービー(G1)展望】“三冠級”エフフォーリアに死角はあるか? 相手筆頭は14年ぶり快挙狙うサトノレイナス★上位人気馬予想オッズ付き★

JRA【日本ダービー(G1)展望】三冠級エフフォーリアに死角はあるか? 相手筆頭は14年ぶり快挙狙うサトノレイナス★上位人気馬予想オッズ付き★の画像1

 30日(日)には、東京競馬場で競馬の祭典・日本ダービー(G1)が開催される。2018年に生まれたサラブレッドの頂点に立つのは、果たしてどの馬になるのだろうか。GJ編集部独自の予想オッズからは、やはりエフフォーリアの1強ムードが漂う。

★上位人気馬の単勝予想オッズ★
・エフフォーリア 1.5倍
・サトノレイナス 5.8倍
・シャフリヤール 6.5倍
・グレートマジシャン 9.3倍
・ワンダフルタウン 14.2倍

JRA【日本ダービー(G1)展望】三冠級エフフォーリアに死角はあるか? 相手筆頭は14年ぶり快挙狙うサトノレイナス★上位人気馬予想オッズ付き★の画像2
エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 デビューから無傷の4連勝で皐月賞(G1)を制したエフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。昨年のコントレイルに続く無敗の2冠馬誕生が期待される。

 前走の皐月賞は、ダノンザキッド(骨折のためダービー回避)と2強を形成。最終的には1番人気を譲ったが、レースでは好位のインをうまく立ち回り、直線上がり2位タイの末脚を繰り出し2着馬に0秒5差をつけ完勝した。

 1990年以降、皐月賞を0秒5以上の差で勝った馬は3頭目。1994年のナリタブライアン(0秒6)、2011年のオルフェーヴル(0秒5)はともに日本ダービーと菊花賞(G1)を制して三冠馬に輝いており、エフフォーリアにも同様の期待がかかる。

 皐月賞前には「どちらかというと、(皐月賞より)ダービー向き」という声が大多数を占めたエフフォーリアなら、さらに差を広げて2冠を達成する可能性もありそうだ。

 鞍上を務めるのは22歳の横山武史騎手。昨年94勝を挙げ、関東リーディング騎手に輝いた。今年はエフフォーリアとの2勝を含め、すでに重賞4勝の活躍を見せている。

 皐月賞では堂々の手綱さばきを見せ、今回は単勝オッズ1倍台はまず間違いない。22歳にかかるプレッシャーは前走時の比ではないだろう。それでも2年前にはリオンリオンでダービーの空気は経験済み。騎乗停止になった父・横山典弘騎手の代打で得た経験値を生かす時だ。

 気になるのはエフフォーリアの状態か。皐月賞後はノーザンファーム天栄に放牧に出され、今月13日に美浦に帰厩した。19日には美浦南Wで帰厩後初時計をマークしたが、若干物足りない動きにも見えた。

 デビューからこれまで、2か月(中8週)以上のレース間隔をとってきたが、今回は皐月賞から中5週。帰厩タイミングもレース約2週前で、これまでと臨戦過程がやや異なる点だけが気がかりだ。

 それでも皐月賞で世代トップの実力は証明済み。致命的な出遅れや不利がない限り、戴冠に最も近い存在なのは間違いないだろう。

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