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JRAは「審議なし」も戸崎圭太VS石橋脩「遺恨」勃発!? エプソムC(G3)「進路が狭くなった」サトノフラッグ勝利目前で、ザダル“斜行”と“顔ムチ疑惑”に泣く

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 13日、東京競馬場で開催されたエプソムC(G3)は、3番人気のザダル(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)が待望の重賞初制覇。秋のG1挑戦に向け、大きな弾みをつけた。

「うれしかったです」

 勝利騎手インタビューで率直な気持ちを語ったのは、一昨年の菊花賞(G1)から約1年8カ月ぶりのコンビとなった石橋脩騎手だ。「余計なことをしなければ、上手に走ってくれると思っていました。また、この馬に乗せてもらえるよう僕自身も頑張ります」と力強く再コンビ結成を誓った。

 一方、消化不良のレースとなってしまったのは、惜しい2着に敗れたサトノフラッグ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

「進路が狭くなりました……」

 本馬を管理する国枝栄調教師の「頑張ったね。きっかけを掴んでくれたのでは」という言葉通り、6番人気2着ということを鑑みれば、決して悪い結果ではない。

 しかし、弥生賞(G2)勝ち、セントライト記念(G2)2着、菊花賞(G1)でも3着した実績は、このメンバーの中では最上位。鞍上の戸崎圭太騎手が欲しかったのは、やはり「勝利」の二文字だったのだろう。

 18頭立て、芝1800mのレース。後方から直線に懸けたサトノフラッグの末脚は、確かに爆発した。最後の直線で馬群を縫うようにポジションを上げると、集団を抜けたところで大きく視界が開けた。

 あとはどこまで伸びきれるか――。脚色は先頭を走っていたアトミックフォースを十分に捕らえられる勢いだったが、ここへ外を走っていたザダルが大きく内側へ斜行……。サトノフラッグも進路が狭くなったところを懸命に追い上げたが、ザダルをクビ差捕えることができなかった。

「サトノフラッグと戸崎騎手にとっては、不運なレースになりました。上がり3ハロンも最速でしたし、突き抜けてもおかしくない脚色だったのですが……。

外から斜行してきたザダルは苦しくなったというよりは、石橋騎手の右ムチに敏感に反応してしまった格好。石橋騎手もすぐ左ムチに持ち替えてムチを連打して、懸命に立て直そうとしていました。

しかし、ザダルのすぐ左から追い抜く格好となっていたサトノフラッグにとっては、その石橋騎手の左ムチ連打のせいで、さらに追い抜き難い状況に……。石橋騎手のムチがサトノフラッグの顔に当たらんばかりに急接近しましたが、結局、戸崎騎手が追い辛くなったことであと一歩届かない結果になりました」(競馬記者)

 この結果に納得できないのは、サトノフラッグを応援していた競馬ファンだろう。レース直後からネット上のSNSや掲示板では「ザダル斜行だろ」「あの邪魔さえなければ」「石橋のムチ、サトノフラッグの顔に当たってたような」「結局やったもん勝ちか」と、ザダルと石橋騎手の走りに疑問の声が続々……。

 ただ、記者の話やJRAが審議対象としなったことから、石橋騎手に悪気があったというわけではないようだ。石橋騎手が懸命にザダルを立て直そうとしていたところに、戸崎騎手が突っ込んでしまったというのが、妥当なところなのだろう。

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「久々でしたけど、この距離で新味を出してくれた。今後につながる競馬でした」

 レース後、そうサトノフラッグを称えて前を向いた戸崎騎手。今回は残念な結果に終わってしまったが、コントレイル世代のトップホースが復活のきっかけを掴んだことは間違いなさそうだ。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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