
JRAその差わずか「10センチ」傷心のダービーから吹っ切れた!? “悩める若武者”横山武史が50戦ぶりの白星、C.ルメールと直接対決が待つ試練の北海道開催に殴り込み
2017年のデビュー以来、北海道シリーズには毎年参戦。1年目は7勝も、2年目は10勝、3年目は15勝と、順調に勝ち星を積み上げてきた。そして迎えた20年。マークした35勝は、あのC.ルメール騎手と並ぶ勝利数と、大躍進を果たした横山武騎手。その存在感を十分にアピールした結果、秋以降の騎乗数増加につながった。
今年は皐月賞優勝騎手としての実績を持って参戦する今夏の北海道シリーズ。昨年以上にいい馬が集まることが予想されるなか、やはり期待は同リーディング1位獲得だろう。当然ながらルメール騎手との直接対決に勝利しなければならない。
昨夏の北海道開催で2人の直接対決は、まさにデッドヒートの争いを繰り広げていた。
横山武騎手が札幌・函館で騎乗したのは212レース。35勝を挙げたなか、敗れたレースで19勝をマークしたのがルメール騎手。つまり横山武騎手から19個も白星を奪っていた。
一方、ルメール騎手が札幌・函館で騎乗したのは146レース。同じく35勝を挙げるも、敗れたレースで17勝を記録したのが横山武騎手。こちらもルメール騎手に対して、17個も白星を奪っていた計算になる。
つまり2人が同じレースに騎乗した直接対決では、お互いに20勝近くの勝利を奪い合っていたのだ。両者にとって互いの存在は、まさに“目の上のたんこぶ”といえるだろう。
なかでも昨年8月23日、後に皐月賞馬となるエフフォーリアが勝利した札幌5Rの新馬戦の2着はルメール騎手のエスコバル。直接対決を制した横山武騎手はそのまま、エフフォーリアとコンビを組んでG1制覇を果たした。
今年の北海道シリーズは、東京五輪の影響で変則的に開催されていることは周知の通り。マラソン競技が札幌で行われるため、札幌→函館→札幌という異例の開催日程で行われている。
ついにその開催が、秒読み段階となった東京五輪。開催の是非について論じるつもりは毛頭ないが、日本国中に蔓延するモヤモヤした空気感を一掃すべく、スポーツ界も競馬界も、時代は新たなヒーローを求めているといえないだろうか。
長きに渡り“王者”に君臨するルメール騎手に立ち向かう “若武者”が新たなヒーローとなり、「北の大地」で大暴れすることを期待したい。
(文=鈴木TKO)
<著者プロフィール>
野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。
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