GJ > 競馬ニュース > サイレンススズカの「大逃げ」再現!?  > 2ページ目
NEW

JRAデビュー2年目の若手がサイレンススズカの「大逃げ」再現!? ベテラン内田博幸も怯んだ逃走劇、見守った観衆からは拍手喝采の大絶賛

【この記事のキーワード】, ,

 ところが、一向に脚色に衰えを見せないコスモスタックは、後続にセーフティリード。ゴール前でようやくノーダブルディップが追い上げてきたが、2馬身のお釣りを残してゴール。見事な逃げ切り勝ちを飾った。

 上がり3ハロン最速を計時した馬の33秒7に対し、コスモスタックの上りは36秒0。終わってみれば5Fの前後半で59秒5-59秒8という平均ラップを刻んでいたことも見事としか言いようがない。

 勿論、コスモスタックの力も大きいが、完璧な騎乗で勝利へと導いた小林脩騎手の度胸とペース配分は称賛に値する。デビュー2年目の若手騎手が演じた、まるでサイレンススズカのような大逃げに、観衆からは拍手喝采が沸き起こった

 泉谷楓真、秋山稔樹、原優介など、頭角を現している同期の若手騎手に比して、勝ち星では後れを取っているが、小林脩騎手もまた有望な若手のひとりとして爪痕を残した。

 今回だけでなく、二桁人気の大穴で馬券圏内に突入してくることも珍しくないだけに、覚えておいて損はない実力派といえるだろう。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

JRAデビュー2年目の若手がサイレンススズカの「大逃げ」再現!? ベテラン内田博幸も怯んだ逃走劇、見守った観衆からは拍手喝采の大絶賛のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. JRA川田将雅「嫌われ役」からイメージ激変、近寄りがたい「委員長」が愛されキャラに変身の裏事情
  5. JRA「カラ馬」シルヴァーソニックに拍手喝采のなぜ!? 川田将雅が落馬も…天皇賞・春(G1)“神騎乗”に「天才ジョッキー見えた」の声
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客