真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.01.23 09:25

衝撃の9馬身差デビューに戦慄……遅れてきた「超大物」ファンディーナが歴史的名牝を知る男・岩田康誠騎手と共にクラシックの勢力図を塗り替える
編集部

まさに衝撃のデビュー戦だった。
22日に京都競馬場で行われた新馬戦(芝1800m)でファンディーナ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)が、後続に9馬身差をつける圧巻のデビューを飾った。
「走るのはわかっていました」
手綱を執った岩田康誠騎手がそう語るように、デビュー前から坂路で好時計をマーク。この日も単勝1・8倍という、圧倒的な支持を受けてデビュー戦を迎えていた。しかし、それでもここまでの圧勝劇は予測していなかったはずだ。
レースでは、練習からゲートでやや遅れていたためにスタートから出して行ったファンディーナ。スピードの違いであっさりとハナに立つと、すんなりと折り合う。岩田騎手が「気持ちがおっとりしている」と話すように、折り合いに問題がないのは大きな収穫といえる。
1000mの通過は63.4秒と、この時期の新馬戦らしいタイム。楽に逃げたということもあるが、この馬の底知れない能力が垣間見えたのはラスト800mを切ってからだった。
800mから1000mを通過するまでは1ハロン13.5秒というラップで後続を引き付けて走っていたが、そこから12.3秒‐11.9秒と急加速。4コーナーでスッと後続を突き放す様は、かつて無敗で2002年の秋華賞、エリザベス女王杯を連勝したファインモーションを彷彿とさせるものだ。
さらにこの馬が「ハイレベル」といわれる今年の3歳牝馬の勢力図の”高いところ”に割り込んでくることを意識させられたのが、岩田騎手の手が動いたラスト400mから200mまでを11.0秒にまとめたところだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
「そういえば、ビリーヴは牝馬やったな」から20年…「JRA賞」の栄誉は孫世代へ
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛