GJ > 競馬ニュース > 「超大物」ファンディーナ  > 2ページ目
NEW

衝撃の9馬身差デビューに戦慄……遅れてきた「超大物」ファンディーナが歴史的名牝を知る男・岩田康誠騎手と共にクラシックの勢力図を塗り替える

【この記事のキーワード】, ,

 結局ムチは使っておらず、ラスト200mは馬なりのままで11.4秒。後続が大きくちぎれるのも当然といったレース内容だった。

 ちなみにこの日の京都は雨が降ったり止んだりの微妙な天気だったが、それでもファンディーナが叩き出した1ハロン11.0秒はこの日の最速。スピードの違いでハナに立ちながらも、これだけの瞬発力を発揮できること自体が、すでに並みの馬でないことを物語っている。

 管理する高野調教師も「いいところまで連れて行ってくれるのでは」とのこと。年明けのデビューとなったが、目指すところは当然同世代の頂点を競うクラシックだ。

「牝馬のレベルが高く、牡馬がイマイチという世代はウオッカが日本ダービーを勝った2007年のクラシックが思い出されます。

 仮に2歳女王のソウルスターリングやリスグラシューといったところが、かつてのウオッカやダイワスカーレットであれば、この『遅れてきた大物』はベッラレイアといったところでしょうか。ただ、ファンディーナのデビュー戦の内容は、当時のベッラレイアを上回るインパクトでした」(競馬記者)

 確かにベッラレイアもまた1月21日というファンディーナとほぼ同時期にデビューし、後続に3馬身差をつけて圧勝している。だが、その年のオークスで1番人気に支持されるも2着。結局G1に手が届くことなく引退している。

 あくまで結果論に過ぎないが、そうなってしまったのもデビュー2戦目に牡馬相手にすみれS(OP)を選択したからではないだろうか。格上挑戦の上にオープンクラスの牡馬が相手、結果的に0.2秒差の3着は十分にこの馬の力を示したといえる。

 だが、これで桜花賞に間に合わないことが決定的となった。

衝撃の9馬身差デビューに戦慄……遅れてきた「超大物」ファンディーナが歴史的名牝を知る男・岩田康誠騎手と共にクラシックの勢力図を塗り替えるのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  2. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  6. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  7. 「絶妙ラップ」でメジロパーマー以来32年ぶり快挙!成績不振&名伯楽からの卒業…ピンチをチャンスに変えた「花の35期生」新人王
  8. 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
  9. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶