GJ > 競馬ニュース > プロキオンS 伏兵メイショウカズサが復活レコードV  > 2ページ目
NEW

プロキオンS(G3)衝撃レコードVを呼び込んだメイショウ軍団の“必勝戦略”とは? 9番人気の伏兵メイショウカズサ復活勝利は「ジェットストリームアタック」が炸裂!?

「3頭とも違う厩舎ですが、同じレースにあえての3頭出しは松本オーナーの許可があってのものでしょう。いずれもほぼ同じ脚質の馬でハイペース必死の展開は明らかでした。にもかかわらず、終わってみれば逃げたメイショウウズマサが3着に食い込んで、2着にも2番手から競馬をしていたトップウイナーでした。

積極策を採った馬が3着以内を独占する結果で、松本オーナーとしてはまさに“してやったり”でしょう。レコードが連発していた小倉のダートを逆手に取った逆転の発想といえるかもしれません。後ろにいた組は揃って持ち味を発揮できないまま敗れましたから。

3頭が次々と先頭に襲い掛かる様は、なんだかまるでアニメのガンダムで有名なジェットストリームアタックみたいでしたね(笑)」(競馬記者)

 記者がそう語る通り、今夏の小倉競馬は芝もダートもレコード連発と異常な状態だ。

 開幕して間もない芝のレースでは、馬場状態も良好で速い時計が出るのも辻褄が合うが、芝のように生育の影響を受けにくいダートでここまで高速決着が続くのは非常に珍しいこと。

 勿論、レース後に松山騎手が「ここ3走ほど力を発揮できていなかった」とコメントしたように、元々メイショウカズサが高いポテンシャルの持ち主であることも勝利した理由でもある。

 一時はスランプに陥った馬の完全復活は、冬の大一番であるチャンピオンズC(G1)を見据える意味でも大きな意味があったといえるのではないか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

プロキオンS(G3)衝撃レコードVを呼び込んだメイショウ軍団の“必勝戦略”とは? 9番人気の伏兵メイショウカズサ復活勝利は「ジェットストリームアタック」が炸裂!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ殴り込み!? 妹は『ウマ娘』藤田晋オーナーが1億円超で落札の血統馬
  2. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
  3. 悲願の舞台で「30連敗」戸崎圭太の夢叶うか?ステレンボッシュ、ジャスティンミラノと挑むオークスとダービー…「シルバーコレクター返上」に絶好チャンス
  4. G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
  5. JRAジャパンC(G1)ヨシオ「冷やかし出走」疑惑に西山茂行オーナー反論! 「何言っているんだ」最強馬決定戦の“珍客”に隠された陣営の思い
  6. 大物外国人騎手の来日でエージェントの「怪しい動き」も活発!? 好調ルーキーの裏でJRAから事情聴取も…関係者が「グレーゾーン」と危惧する行為の舞台裏
  7. エピファネイア「完全復活」はシナリオ通り!? 大駆けテンハッピーローズで重賞7勝目は早くも自己最高タイ。No.1種牡馬返り咲きへ超豪華ラインナップ
  8. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  9. 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
  10. JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬