真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.01.26 08:51

武豊も自画自賛!『世界のトップ100・G1レース』で評価急落のジャパンCの「裏」に競馬の世界最高機関の目をくらませた”ユタカマジック”の神髄
編集部
キタサンブラックがレースをつくる逃げ馬であることは周知の事実だが、こういったタイプは、如何に自分が勝ちやすい流れに「レースをコントロールできるか」が非常に重要だといわれている。
その上で昨年のジャパンCは前半の1000mが61.7秒。これは2年前や3年前よりも2秒以上遅いペースとなる。つまり、相対的なタイムや着差が評価されるIFHAの評価では、この時点で昨年のジャパンCが高い評価を得られないことは半ば決まったようなものだった。
しかし、それはスタートから先頭を走っていた武豊騎手とキタサンブラックが、このスローペースを意図的に作りだし、終始レースを支配していたからこそ。それが最終的に、後続に2馬身半以上の差をつける快勝劇につながったということだ。
そういった意味では昨年のジャパンCのレース評価が低いということは、後続に本来の力を発揮させなかった武豊騎手の技術、俗にいう”ユタカマジック”の効果の表れであり、いわば低い評価こそが逆に「勲章」といえるということだ。
実際に武豊騎手もこのジャパンCに関して「1年で最高のレース」と自画自賛している。つまりそれだけ「思い通りにいった」ということなのだろう。
また、昨年の日本で高い評価を受けた有馬記念と宝塚記念は、どちらもキタサンブラックが惜しくも敗れたレース。言い換えれば、この2戦は武豊騎手が完全に支配しきれなかったレースという見方もできるのではないだろうか。
IFHAから高い国際評価を受けたレースが素晴らしいことは確かだが、逆に評価が低いからといっても一概に「つまらないレースだった」とは言えないところが、競馬の面白い所でもあるのだろう。
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- JRA「パワハラ訴訟」渦中もノーザンファームからの信頼は急上昇!? 藤沢和雄、堀宣行ら関東の名伯楽に迫る勢い、快進撃続く木村哲也調教師の「生き残り戦略」とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!