JRAソダシ、シュネルマイスター、ピクシーナイト…… 今年の3歳は早くも「史上最強」で確定!? 古馬相手に「歴代最多」重賞勝利が示した大豊作の予感

もしかしたら今年の3歳世代は、とんでもなくハイレベルなのではないか。
そんな思いが脳裏に過った競馬ファンも少数派から徐々に多数派となりつつあるだろう。
8月の札幌記念(G2)では、今週の秋華賞にも出走するソダシが、古馬牝馬のトップクラスであるラヴズオンリーユーに勝利。秋の開幕G1であるスプリンターズS(G1)でも、ピクシーナイトが、レシステンシア相手に2馬身の差をつけて圧勝した。

そしてその余韻もまだ残る中、毎日王冠(G2)ではシュネルマイスターが今年の安田記念馬ダノンキングリー相手に、凄まじい切れ味を披露しての勝利。いずれも世代レベルの高さを鮮烈に印象付ける走りだっただけに、否が応でも注目せざるをえないだろう。
3歳馬の古馬相手の快進撃は、7月のアイビスサマーダッシュ(G3)をオールアットワンスが勝利したのがはじまりだった。
さらに勢いを増した8月には北九州記念(G3)をヨカヨカ、札幌記念をソダシ、キーンランドC(G3)をレイハリアがそれぞれ制して3勝を加算。そして10月に入ってスプリンターズSをピクシーナイト、毎日王冠をシュネルマイスターが制した結果、重賞レースで古馬を相手に6勝という「空前絶後」ともいえる好成績を残している。
なぜそこまで驚く必要があるのかという声も出るかもしれないが、それまでの同世代同士の戦いから上の世代と戦うということは、その年の3歳の評価に直結するからだ。軽い斤量で走れる夏のローカル重賞だけでなく、秋のG2やG1のような一線級を相手に結果を出していることも見逃せない。
そして、毎日王冠が終了したタイミングでの6勝は、過去になかったといえるほどの偉業でもあるのだ。
「レース体系や新設重賞などの兼ね合いから、完全な比較というわけにはいきませんが、少なくともこの6勝という数字は、過去30年を遡ったとしても群を抜いていることは確かです。
年間を通してだと1997年の12勝が最多ですが、この勢いが続けば更新の可能性も高いのではないでしょうか」(競馬誌ライター)
勿論、これから先の重賞で勝ち数を伸ばせないケースもあるだろうが、まだ10月半ばの段階で史上最速ペースの勝ち数を挙げていることは、世代レベルの高さを証明するには十分な結果でもある。
まだ2カ月半も残されている今年のJRA開催。これから続く秋のG1戦線でも3歳馬の出走があるようなら積極的に狙ってみても損はなさそうだ。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
PICK UP
Ranking
11:30更新
【競馬ライター募集】在宅テレワークOK! 副業希望OK、マイペースで副収入ゲットのチャンス
“懐かしき豪快馬主関口房朗のG1制覇”朝日杯フューチュリティステークスの記憶~フサイチリシャール~
「ルメール信者」の調教師が勝率6割超えの大躍進、当初はアヴェラーレにも騎乗を依頼…「新潟接待」に浮かび上がるノーザンファームの思惑- JRAに重大疑惑!? 『けものフレンズ』監督降板大騒動で「コラボ企画」に疑いの目も、ひたすら「残念」な理由
- JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
- 武豊が来年クラシック制覇へ「超本気」モード!「選んだ馬が主役」といわれた”全盛時代”再現へ「超良血」新馬が続々集結!
- JRA・2歳戦線に「異常」あり!? 人間の世界とは正反対……早生まれは例年以上の高勝率も、狙い目は「圧倒的」単勝回収率の〇月生まれ!
- JRA M.デムーロ「愚行、厳罰にすべき」「体幹すごい」……東京大賞典(G1)オメガパフュームで4連覇、控えめ「ほぼ飛行機ポーズ」も賛否
- JRA凱旋門賞(G1)武豊ドウデュースに「想定外」の大誤算!? 現役最強に名乗り、タイトルホルダーにあって「惨敗組」になかったものとは
- 「よくこんなレースを見つけたものだ」武豊ですら感心した森秀行の慧眼…NHKマイルC優勝シーキングザパールが残した国際化の足跡【競馬クロニクル 第54回】















