【ダイヤモンドS(G3)展望】史上初のV3を狙う”猛者”にステイヤーズS”覇者”も参戦!重賞制覇へ藤田菜七子も気合十分!! 過去10年で5回「10万超え」の難解レースを制するのは?

過去10年間、3連単の配当はすべて100倍以上。2012年の「94万馬券」を含み5回は10万超えと、今週末に行われるダイヤモンドS(G3)は混戦必至と認識されているレースだ。
今年も長距離戦で、確かな実績を残している実力馬が集結。ハンデ戦ということもあり、一筋縄ではいかない気配である。
まずは、史上初のV3を狙うフェイムゲーム(せん7歳、美浦・宗像義忠厩舎)。3連覇を狙った昨年は4馬身差の2着に敗れたが、豪州遠征からの帰国初戦で初の58.5キロを背負っていたことを考慮すれば十分に評価できる。メンバー最速の上がりで後続に5馬身の差をつけた点はさすがの一言。長距離巧者ぶりを示したといえる。
前走後はココを目標に乗り込まれてきた本馬。稽古では格下馬を相手に5F70秒9-55秒2-40秒2-13秒8と決して目立った時計ではなかったが、『夕刊フジ』の取材で「調教ではいつも手応えがないから早めに併せにいきました。状態自体は良さそうです」と仕上がりに手応えを掴んでいる様子。力を出せる状態と見て間違いないだろう。
年齢的な不安はあるが、得意な舞台・距離ということを考えれば反撃は十分可能。背負い慣れた58キロで臨める点もプラス要素といえる。史上初のV3へ向け視界良好といえるココは当然の主役候補だ。
ステイヤーズSを連覇しているアルバート(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)も注目の1頭だ。平地最長距離の重賞を制しているように、スタミナに関しての不安は一切ない。現役馬の中ではトップレベルであることは間違いない。
鞍上には、ステイヤーズSと同じR.ムーア騎手を確保。東京コースも4連続で馬券圏内を確保(3勝を含む)と実績は十分だ。稽古の動きも上々で、状態面に不安は感じられない。トップハンデを背負う点は気になるが、この先の天皇賞・春を考えればココは負けられない1戦。春の大目標へ向け、好スタートを切りたいところ。
カフジプリンス(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)にもチャンスはある。3歳時より長距離路線を中心に使われてきた本馬。2200m以上の距離では既に4勝を挙げている。神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドやミッキーロケットを相手に4着と健闘。前走の日経新春杯(G2)は5着と馬券圏内を確保できなかったが、3着とはコンマ2秒差と内容は決して悪くない。
バテることなくジワジワと伸びた末脚を見る限り、長距離適性の高さがうかがえる。3000mを超える距離は初となるが、距離延長はプラスに働きそうな気配だ。実績のあるステイヤーとの斤量差も有利に働くはず。重賞初制覇も十分にあり得るだろう。翌日のフェブラリーSへカフジテイクを出走させる加藤守オーナーのためにも、ココは勝って良い流れを作りたい。
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