
ダート王サウンドトゥルー、鞍上チェンジより切実な問題!? フェブラリーS挑戦も脳裏にチラつく「昨年回避」の真意が心配

昨年のチャンピオンズCを制し、JRA賞最優秀ダートホースの座を射止めたサウンドトゥルー(セ7 美浦・高木登厩舎)。1番人気のアウォーディーが粘り込みを図るなか、目の覚めるような豪脚で前を差し切った圧巻の内容は、まさに「砂の王」の称号に相応しいものだった。
だが、続く年末の大一番・東京大賞典では前走で下したアウォーディーだけでなく、5番人気の伏兵アポロケンタッキーにも後塵を配して3着。年明け初戦の川崎記念も、例年以上にレベルの低いメンバー構成と言われていたにもかかわらず、ハナを切ったオールブラッシュを交わせず2着と、なんとも歯がゆいレースが続いている。
このままでは、2017年のダート界を背負うどころか、結局昨年以前の「勝ち切れない脇役」ポジションへ逆戻りとなってしまう。イメージ払拭のために、今週のフェブラリーSは汚名返上の絶好機といったところだろう。
だが、そんなサウンドトゥルーの好走可能性について、非常に不穏な報道が過去に出ていたことに気付いてしまった。
それは、ちょうど今から一昨年前の12月30日。2015年の東京大賞典を制し、今後の活躍に多くのファンが期待していたころだ。デイリースポーツの記しているところによると、同社の取材に対して高木登調教師は、
「サウンドトゥルーは芝スタートが苦手。フェブラリーSは使わず、地方のダート路線が中心になると思う。頑張ってくれたので、しばらく様子をみます」
このように致命的な弱点をはっきり明言しているのだ。サウンドトゥルーを一番近くで見守り、長所や短所をすべて把握しているはずの調教師による発言は何とも重い。確かに、これまでの全競走成績を振り返っても、フェブラリーSが行われる東京ダート1600mにおける成績は【3・1・4・4】とイマイチ。挙げている3勝もすべて準オープン以下でのもので、オープンクラス以上では3着が精一杯というのが現状である。
PICK UP
Ranking
23:30更新JRA横山典弘「藤沢和雄と電撃和解」!? 「約5年ぶり」コンビ結成で「コディーノ事件」雪解けか
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
- 「ルールですので仕方ありませんが……」現役JRA騎手も警鐘を鳴らす現行ルールの欠陥!? 陣営も頭を悩ます「除外ラッシュ」の真相
- アイドル女性騎手の電撃移籍にファンは「セクハラ、パワハラ」疑惑を心配? 主催者は否定も……体調不良から復帰したスーパールーキーに待ち受ける厳しい現実
- 競馬界で「日向坂46」が存在感発揮!? JRAあのレースでも起こる「珍現象」が大井競馬で発生。レース前に知っておくべきだった意外な「盲点」とは
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か