GJ > 競馬ニュース > カフジテイクに残った「ツケ」
NEW

フェブラリーS(G1)制覇に向けカフジテイクが「伝説級」の豪脚に磨き!悲願の頂点獲りに福永祐一騎手が残して行った「ツケ」とは

kafujiteiku.jpgカフジテイク(競馬つらつらより)

 昨年12月のチャンピンオンズC(G1)で11番人気の伏兵に過ぎなかったカフジテイク(牡5歳、栗東・湯窪幸雄厩舎)が、今やダート界の頂点となるG1制覇に「王手」を掛けようとしている。

 19日に東京競馬場で開催される第34回フェブラリーS(G1)。悲願の初G1制覇を目論むダート界屈指の切れ者が、アウォーディーやアポロケンタッキーなど強豪の回避もあって現在、生涯最高のビッグチャンスを迎えていることは紛れもない事実と述べて良いだろう。

 今の地位に登りつめたのも、すべては鮮やかな大外一気で重賞初制覇を決めた前哨戦の根岸S(G3)の走りによって、実力を証明したからに他ならない。

 スタートで出負けするのは、もはや「定番」。まったく慌てることなく、16頭中14番手(本馬よりも大きく出遅れた馬が2頭いた)で追走すると、最後方で迎えた最後の直線で自慢の末脚が爆発。

 残り400mの時点ではまだ最後方だったが、そこから大外に持ち出されると一気に加速。出走全馬をまとめて飲み込むどころか、最後は粘り込むベストウォーリアに1馬身差をつけてゴールした。

 凄まじい切れ味に東京競馬場のスタンドからは、しばらく騒めきも聞かれた。だが、かつてこのレースを驚異の末脚で制し、今なお「伝説の追い込み」として語られているブロードアピールと比較されるほどの豪脚は、悲願のG1制覇に向けいよいよ凄みを増している。

 南部杯(G1)連覇の実績を持つ実力馬ベストウォーリアに1馬身差を付けたことも大きいが、3着以下を2馬身半以上突き放せたことが、本馬がダート界のトップクラスに足を踏み入れていることの証明に他ならないだろう。

「これで胸を張って本番に向かえます。まだまだ課題もありますが、本番に向けて楽しみの方が大きいです」

フェブラリーS(G1)制覇に向けカフジテイクが「伝説級」の豪脚に磨き!悲願の頂点獲りに福永祐一騎手が残して行った「ツケ」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA横山典弘「ポツン」について激白!「俺のポツンがあまり好まれていないことはわかってる」知られざる「2つ」のポツンと、それでも続ける理由とは
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  8. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  9. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?