真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.02.14 10:29

フェブラリーS(G1)制覇に向けカフジテイクが「伝説級」の豪脚に磨き!悲願の頂点獲りに福永祐一騎手が残して行った「ツケ」とは
監修=下田照雄(栗東担当)
だが、当然課題も残されている。まず、上記のような景気の良いコメントを残した福永祐一騎手が落馬負傷で乗れなくなったことは、大舞台を戦う上で決して小さくはない。
新パートナーは、周囲の情報から昨秋のチャンピンオンズCで本馬を4着に導いた「津村明秀騎手」が濃厚とされているが、津村騎手はG1を勝つどころか馬券圏内に入った経験さえない。無論、津村騎手がG1で人気馬に乗った経験が少ないといった事実はあるが、まずは大きな課題といえるだろう。
ただ、それよりも大きな課題が「展開面」での助けが見込めないことだ。
実際に前走の根岸Sは本馬のあまりにも鮮やかな豪脚に目を奪われがちだが、カフジテイクが大外から進出を開始した残り400mまでの1000mは、モンドクラッセが58.8秒という締まった流れを作り出している。
3着と4着にも本馬と同じような位置にいた追い込み勢が入線していることからも、後方の馬に有利な展開であったことは確かだ。
その上で気になるのは「今回のフェブラリーSでも展開利が見込めるのか」という点。根岸Sを含めた全7勝の内6勝を1400mで上げている本馬が、マイルで走ったことは昨年の武蔵野S(G3)の1度だけ。
そういった点では未知数と述べることもできるが、今回と同舞台となる武蔵野Sの走りは、やはり重視されるべきだ。
この日は時計の出る馬場ということもあって、タガノトネールが根岸Sよりも速い1000m通過タイム58.3秒を記録しながら、そのまま押し切ってしまったレース。だが、カフジテイクは上がり最速を記録しながらも3着に敗れている。末脚自体は上がり第2位に0.7秒差を付ける極上の切れだったが、結果は0.4秒差を付けられる完敗である。
主な原因は2つ。1つは単純にレースレベルが高いこと、そしてもう1つは距離が伸びるほど息が入るタイミングが生まれ、前が止まりにくくなることだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……