JRAマイルCS(G1)本線的中も「本命馬変更」に“難癖”!? あの注目予想家「誤った予想をそのまま放置する方が不誠実」にファンも同意

21日(日)、阪神競馬場で行われたマイルCS(G1)は、グランアレグリアが見事1番人気に応え、有終の美を飾った。
2着に2番人気シュネルマイスター、3着には5番人気ダノンザキッドが入り、三連単配当は5460円。穴党ファンにはかなり“難解な”ガチガチのレースとなった。
本命サイドでの決着とはなったが、グランアレグリアの単勝、そしてシュネルマイスターとの馬連を本線で的中させたのが『競馬予想TV!』(フジテレビONE)への出演などでお馴染みキムラヨウヘイ氏だ。
「ダノンザキッドまでは印を回していませんでしたが、1~2番人気のワンツー決着にもかかわらずプラス収支でまとめたのはさすがでしたね。キムラ氏の予想は今年絶好調で、今最も信頼できる予想家の1人として評価急上昇中です。
しかし、レース当日にキムラ氏のファンが『中日スポーツ(東京中日スポーツ)』と『競馬予想TV!』で本命馬が異なっていたことを指摘。2通りの予想を披露して『これで当たりはない』と意見する一幕がありました」(競馬誌ライター)
キムラ氏はこの秋からG1施行週に『中日スポーツ(東京中日スポーツ)』で予想記事を執筆している。しかし、土曜版に掲載されるため、予想はあくまでも金曜時点のもの。これを踏まえて、「最終予想とは一部異なる点も出てくる」と自らTwitterでも注意喚起をしていたようだ。
「今回、キムラ氏が『中日スポーツ』の紙面で単勝の買い目に入れていたのがシュネルマイスターでした。しかし、土曜夜に放送された『競馬予想TV!』では、グランアレグリアの単勝に変更していました。
本人は同番組内で、直前に本命馬を変更したことも明かしていたようですし、あくまでも最終見解は本命グランアレグリアでした。やはり紙媒体で締め切りが1日早いため、今回の事態は仕方がないと思います。本人も『異なる点も出てくる』と呼びかけていましたし……」(同)
キムラ氏は当該ツイートに反応する形で「前々日⇔最終予想での予想修正はなくせません」と改めて説明した上で、「予想を変えないのが責任との声もあるでしょうが、私は誤った予想をそのまま放置する方が不誠実と考えます」と自らのスタンスを明確にした。
これらのやり取りを目にしたファンからは、
「TVのパドック解説でも明らかに状態が良くないのに新聞で印を付けているから推奨してくる人がいますが、あれは不誠実に思えます」
「当週のレース見て予想を変えるってのは、逆に素晴らしい事だと思いますよ。そしてその選択が正しかった。今回の件は紙面予想の限界も見えたかと思ってます」
「どっちの予想も当たってますよwww」など、多くがキムラ氏を擁護する声だった。
今や様々な媒体で見かけるようになった“売れっ子”予想家のキムラ氏。今回の件は信頼されているからこその出来事だったのかもしれない。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
PICK UP
Ranking
17:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA「カラ馬」シルヴァーソニックに拍手喝采のなぜ!? 川田将雅が落馬も…天皇賞・春(G1)“神騎乗”に「天才ジョッキー見えた」の声
JRA川田将雅「嫌われ役」からイメージ激変、近寄りがたい「委員長」が愛されキャラに変身の裏事情- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 日本ダービー「30年ぶり」落馬の坂井瑠星に吉兆サイン!? ドゥラエレーデは宝塚記念(G1)を視野…ダービージョッキー予感させる偉大な先輩の足跡
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 元JRA藤田伸二氏「馬主に金返さなアカン」自爆落馬の川田将雅に喝! 騎乗停止は回避も過怠金わずか10万円、「甘過ぎる」処分に賛否?
- 【菊花賞】武豊「絶縁」から和解した救世主と見学回避!ルメールのお下がりでも戸崎圭太より不気味?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?















