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JRA武豊「史上初G1完全制覇」は絶対に譲れない!? 大偉業あと2から4年……密かに「大逆転」目前まで迫っている「あの騎手」の脅威

JRA武豊「史上初G1完全制覇」は絶対に譲れない!? 大偉業あと2から4年……密かに「大逆転」目前まで迫っている「あの騎手」の脅威の画像1
武豊騎手

「勝ってリーチをかけて、年末のホープフルSでG1コンプリートとできるように頑張ります」

 近年、この時期になると毎年のように取り上げられるのが、武豊騎手のJRA・G1完全制覇だ。

 現行JRAの平地G1は計24レースが施行されているが、武豊騎手は22レースで勝利。残すところが朝日杯フューチュリティS(G1)と年末のホープフルS(G1)であることは、公式ホームページで意気込みを語っている通り、本人も自覚している。

 特に今週末の朝日杯FSは武豊騎手にとっては、因縁のレースと言えるだろう。

 1994年の初挑戦でいきなり2着となってから27年、通算21回の挑戦で2着がなんと5回もある。特に2015年の1番人気エアスピネルでは横綱相撲を見せるも、ゴール寸前でリオンディーズに差される劇的な幕切れ……。長年、競馬界で主役を務めてきた男が、このレースに限っては助演男優賞ものの脇役ぶりだ。

 公式HPで「今年は有力馬ドウデュースが相棒で特に力が入ります」と語っている武豊騎手。今度こそ因縁に蹴りをつけたいところだろう。

 夢のG1完全制覇――。2017年にキタサンブラックで大阪杯(G1)を勝利してから、毎年のように大記録達成が期待されているが、稀代の天才をもってしても未だ手が届かない日本競馬最高の偉業だ。

 一方、競馬ファンにとってもG1完全制覇は、思わず「ゲームじゃないんだから」と言いたくなるような非現実的な記録だろう。1987年のデビューから34年という膨大な月日を競馬界の中心で活躍し続けてきた「武豊騎手ならでは」の話題と認識している人は少なくないはずだ。

 しかし、そんな超大記録だが「いつまでも足踏みしていられない現実」があることをご存知だろうか。

 レジェンドと呼ばれる武豊騎手が残り2つに迫っていることは周知の事実だが、実は「残り4つ」まで迫っている騎手がいる。C.ルメール騎手とM.デムーロ騎手だ。

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C.ルメール騎手

 逆転候補の筆頭は、やはりルメール騎手だろう。

 今年もすでにG1・5勝、毎年のように大レースを勝ちまくっているだけに記録達成への勢いは全騎手の中でもNo.1だ。残すところは高松宮記念(G1)、大阪杯(G1)、そして今週の朝日杯FSとホープフルSだけに今年の結果によっては、いきなり武豊騎手と並ぶ可能性もある。

 一方のデムーロ騎手は、レースの格が大きくなればなるほど燃える、圧倒的な勝負強さが脅威だ。

 調子にムラがあるものの、勝ちだすと止まらないのがデムーロ騎手。残すは天皇賞・春(G1)、ヴィクトリアマイル(G1)、安田記念(G1)、秋華賞(G1)と3つは春開催に集中しているだけに、大波に乗れば一気にリーチとなる可能性もある。

「毎年この時期になると朝日杯未勝利の話題になるので、早くなんとかしたいというのが本音」

 そう武豊騎手が語ったのは一昨年だ。G1を1つ勝つだけでも大変な偉業だが、長く競馬を牽引してきた日本史上最高の騎手だけに、この記録だけは譲れないに違いない。朝日杯FSのドウデュース、そしてホープフルSで騎乗するアスクワイルドモア――、求められているのは「勝利」の二文字だけだ。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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