GJ > 競馬ニュース > 有馬記念(G1)の「サイン」は錦鯉のM-1グランプリ!? タイトルホルダー好走を「確定」させる決定打を発見?
NEW

JRA有馬記念(G1)の「サイン」は錦鯉のM-1グランプリ!? タイトルホルダー好走を「確定」させる決定打を発見?

【この記事のキーワード】, ,
JRA有馬記念(G1)の「サイン」は錦鯉のM-1グランプリ!? タイトルホルダー好走を「確定」させる決定打を発見?の画像1
タイトルホルダー 撮影:Ruriko.I

 26日、中山競馬場では第66回有馬記念(G1)が行われる。今回がラストランとなる昨年の覇者クロノジェネシスをはじめ、天皇賞・秋(G1)でコントレイルらを破ったエフフォーリアなど豪華な顔触れとなっている。

 現時点ではクロノジェネシスとエフフォーリアの2頭が他の追随を許さず、人気を分け合う「二強」を形成している。しかし、1年の総決算で世相を表すといわれるのが有馬記念だ。そう簡単に人気サイドで決まるのかとなると、レースが終わってみないとわからない。

 そこでファンからの注目を集めるのは、タイトルホルダー(牡3歳、美浦・栗田徹厩舎)だ。『netkeiba.com』の単勝予想オッズでも8.9倍の3番人気となっており、「打倒二強」の筆頭候補である。

 タイトルホルダーが期待される理由として、やはり菊花賞(G1)の圧勝劇が関係しているだろう。スタートから押していってハナを取り切ると、中盤で息を入れて、終盤またペースアップする横山武史騎手の見事なペース配分もあったが、5馬身差の勝利で好騎乗に応えたのは、馬自身に力がなければできない芸当である。

 ただ今回は、同型で前走ハイペースを刻んで逃げ切ったパンサラッサも出走を予定している。似たタイプであるため、両者が一歩も譲らぬ先行争いを演じれば共倒れになる可能性も十分ある。それゆえ、タイトルホルダーを狙っているファンにとって、厄介な相手といえそうだ。

 そんなタイトルホルダー推しのファンに朗報がある。実は同馬の好走を後押しするちょっとしたオカルトデータが存在するのだ。

「有馬記念はその年の世相と通ずる結果になると言われていますが、他のモノとも通ずるところがあります。その1つが『M-1グランプリ』の結果です。

M-1グランプリは例年、有馬記念の前週に行われる2001年から始まった漫才の日本一を決める大会ですが、日本語のコンビが優勝した年は3歳馬が勝っています」(競馬誌ライター)

 そこで中断期間の11~14年を除いた01年以降で、名前が日本語のコンビが優勝した年の有馬記念の勝ち馬を調べてみると……。

【日本語コンビの優勝した年の有馬記念優勝馬】
2001 マンハッタンカフェ(中川家)
2002 シンボリクリスエス(ますだおかだ)
2010 ヴィクトワールピサ(笑い飯)
2016 サトノダイヤモンド(銀シャリ)
2018 ブラストワンピース(霜降り明星)
※()内は優勝したコンビ名

 01年以降に有馬記念を勝った3歳馬は、11年のオルフェーヴルと12年のゴールドシップで、いずれもM-1が休止していた時期だった。

 つまり、近年のM-1で日本語コンビが優勝、または大会が休止していない限り、3歳馬は優勝していないということになる。

 このジンクスに見事跳ね返されたのが、当時3歳だった無敗の三冠馬ディープインパクトだ。05年に満を持して参戦したが、その年のM-1優勝がブラックマヨネーズだった影響か、ハーツクライに敗れて初黒星を喫した。

 ただ、これでは心もとないはずだ。今年はタイトルホルダーの他にも、3歳馬はエフフォーリア、アサマノイタズラ、ステラヴェローチェの3頭が出走する。ジンクスで優勝候補が4頭に絞れたとはいえ、タイトルホルダーのみに限定できたとは言い難い。

 しかし、M-1関連でもう1つ面白いデータがあるのだ。

「今年のM-1優勝は錦鯉でしたが、所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツです。吉本興業所属以外のコンビが優勝するのは珍しいですが、“非吉本”のコンビが優勝した年は『タ行の先行馬』が好走しています」(同)

 吉本興業以外の事務所に所属して優勝したコンビは、02年ますだおかだ・04年アンタッチャブル・07年サンドウィッチマンの3組。それぞれの年の結果を見ると、02年と04年の2着にタップダンスシチー、07年の2着にダイワスカーレットがそれぞれ入っている。

 となると、今年の有馬記念で「3歳馬」かつ「タ行の先行馬」のどちらも条件をクリアしたのはタイトルホルダーしかいない。

 偶然とはいえ、ここまで“ネタ”が揃うと期待したくもなる。横山は横山でも「和生の方かー」というオチを狙っているのは、私だけだろうか。G1初勝利の美酒を味わう横山和生騎手と一緒に馬券の祝勝会もできることを祈りたい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

JRA有馬記念(G1)の「サイン」は錦鯉のM-1グランプリ!? タイトルホルダー好走を「確定」させる決定打を発見?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  3. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  4. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  5. 大躍進の「若手騎手」が日本ダービー初騎乗へ!「因縁」川田将雅ジャンタルマンタルはNHKマイルCへ…武豊シュガークンに迫る末脚で優先権獲得
  6. 「シャンパンカラーが勝つよ」昨年のNHKマイルCで9番人気の激走を見抜いた“凄腕”が指定したのは、ジャンタルマンタルでもアスコリピチェーノでもないまさかの激走穴馬
  7. 福永祐一調教師「ジョッキーもうまく乗ってくれた」今村聖奈との初白星含む4戦3勝固め打ち!「号泣」から四半世紀…苦楽を共にした牝馬の孫で勝利
  8. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  9. 天皇賞・春(G1)テーオーロイヤルだけじゃない! 皐月賞「大逃げ」メイショウタバル、高松宮記念1番人気ルガルなど「個性派の宝庫」三嶋牧場がスゴイ
  10. 【NHKマイルC】武豊「幸四郎がレース前に水をまいた」弟のG1制覇に手荒い祝福!? 引退後も伝統神事で史上初の平地G1馬として登場したウインクリューガーの記憶