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JRA【ホープフルS(G1)予想】武豊全G1制覇は「お預け」!? コマンドライン押さえ評価で「弩級の穴馬」から高配当を狙う

JRA【ホープフルS(G1)予想】武豊全G1制覇は「お預け」!? コマンドライン押さえ評価で「弩級の穴馬」から高配当を狙うの画像1

 今回は1年最後のJRA・G1ホープフルS(G1)を予想していく。

 26日の有馬記念(G1)は気がつけばエフフォーリアの完勝。2着にはディープボンドが入り、続く3着がクロノジェネシスと残念ながら有終の美を飾ることができなかった。

 前走・フランスの凱旋門賞で惨敗した2頭が2着3着となったことは、凱旋門賞のレースレベルがいかに高かったか、ということになる。ディープボンドの今後は期待できそうだが、日本馬の凱旋門賞制覇は、はるか遠くの目標と言えそうだ。

 さて、予想に戻ろう。

いつものように前走データとなるわけだが、G1に昇格したのが17年のことでまだ4年しか経っていない。しかし、一方で13年までのG3時代、16年までのG2時代と昇格後では傾向が大きく異なるようだ。そこであえてデータの少ない過去4年で馬券に絡んだ12頭のデータを拾うことにする。
東京スポーツ杯2歳S(当時G3) 3頭
アイビーS(OP)、萩S(OP)、紫菊賞(1勝クラス) 各2頭
京都2歳S(G3)、デイリー杯2歳S(G2)、新馬戦 各1頭
となっている。皐月賞(G1)と同じ舞台となることもあって、1800mの重賞となる東スポ杯を経由させているケースが目立つ。次に各特別戦だがいずれも1800mか2000m。このレースというか、来春のクラシックを見据えたローテーションと言えよう。

次に人気順の成績だが、以下の通り。
1番人気 4−0−0−0
2番人気 0−1−1−2
3番人気 0−2−1−1
4〜6番人気 0−1−1−10
7〜9番人気 0−0−1−11
10番人気以下 0−0−0−21
となっている。驚くべきことにG1昇格後以降1番人気が4連勝しているのだ。さらに18年と19年に至っては1番人気から3番人気で決着している。中穴クラスでも出番がないというガチガチのレース傾向だ。

 ただし、今年は1番人気が濃厚なコマンドラインがマイルまでしか距離経験がないなど、過去4年の1番人気馬に比べて不安な要素が先立つ。ここはあえてデータが覆ると踏んだ予想で高配当を狙っていきたい。

 これらを踏まえて「◎」は5番キラーアビリティとする。

 前走は萩S。堂々の1番人気に推されたが、4角先頭で横一線から抜け出しを図るも外からきたダノンスコーピオンに差されての2着。そのダノンスコーピオンは先々週の朝日杯FS(G1)で3着しているので、物差しになるだろう。

 阪神1800mの新馬戦こそ5着と落としているが、続く2000mの未勝利戦で勝ち上がっているように、距離は2000mの方が向いているのかもしれない。

 続く「○」はあえての穴っぽいところで13番フィデルを推す。

 前走は京都2歳Sで、終始3番手から前をうかがうものの、1000m62.4秒というスローで流れたため逃げ馬が止まらず、さらに後方から進出してきた勝ち馬が剛脚を見せて差し切るという展開で、決め手勝負に負けての3着だった。

 京都2歳Sからの転戦では17年のタイムフライヤーが勝利しており、ローテーション的に買える。今回は人気薄の逃げ馬が2頭いるが、スローに巻き込まれて再びの決め手勝負にならなければ十分勝ち負けもあり得るはずだ。

「▲」はさらに人気薄の9番ボーンディスウェイを指名。

 前走は同コースで行われた葉牡丹賞(1勝クラス)。4番人気とさほど人気していたわけではなかったが、スローに持ち込んでの逃げ切り勝ちを収めている。

 本馬はデビュー以来一度も1番人気になっていないが、馬券圏内を外さない堅実な走りで未勝利勝ち上がりから連勝でここに臨んでいる。

 前走・葉牡丹賞はG1昇格後に好走例がないのだが、G2戦の時に勝利したレイデオロがこのローテーションで臨んでいるほか、G3時代にも好走例がある。キャリア5戦目とやや走り過ぎの感もあるが、タイムフライヤーも5戦目に臨んで勝利しているので、それほど割引する必要はないだろう。

「△」については6番コマンドライン、8番ジャスティンパレスの2頭だ。

 コマンドラインについては戦前より本命視されているのは周知の通り。断然の人気となれば1番人気が4連勝しているこのレースで切るのは無謀だ。

 ただ、前走がサウジアラビアRC(G3)で、阪神JF(G1)で人気になっていたステルナティーアが2着になっているものの、本番で大敗するなどレースレベルに疑問が残る。

 さらにデビューからマイル戦しか使われておらず、初の2000mということで2ハロン延長がどう働くかという懸念がある。全幅の信頼は置けないため、印を落としてのピックアップだ。

 ジャスティンパレスは前走・黄菊賞(1勝クラス)。こちらもG1昇格以降に好走歴がないのだが、過去には何度かこのローテーションで好走した例がある。また中山こそ初コースになるが、キャリア2戦とも2000m戦で連勝して臨んできていることも好感が持てる。

 人気どころではアスクワイルドモアとオニャンコポンは消し。

 どちらもローテーションが引っかかる。アスクワイルドモアに関しては、馬自体の実力よりも全G1制覇が懸かる武豊騎手ということで人気する可能性があることや、朝日杯で消したジオグリフと同じく札幌2歳S(G3)からの転戦ということで、休み明け初戦も気に入らない。2歳G1は長期休み明けで勝てるほど甘くはなかろう。

 オニャンコポンもやや過剰人気に映る。2000m戦を連勝して臨んでいるのはいいが、前走がローテーションとして好走例のない特別戦なので、同じ2000m戦連勝であれば上述のジャスティンパレスの方が買う理由がある。

 ということで、今回は5番、6番、8番、9番、13番の5頭から3連複BOX10点で勝負したい。

 上位人気馬が入っているものの、3頭は中穴クラスの人気なので、どれか1頭が絡めば好配当も期待できるだろう。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

 

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