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JRA「私の技術不足」謙虚過ぎるコメントでファン急増!? 来年ブレイク必至の若手有望株がトランセンド近親で技ありV!

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鮫島克駿騎手 撮影:Ruriko.I

 28日、阪神競馬場で行われた5Rの2歳新馬(芝1600m)は、鮫島克駿騎手の2番人気レベレンシア(牡2、栗東・安田翔伍厩舎)が勝利。メンバー最速タイの上がり34秒3の切れ味で2着馬をゴール前で捉えた。

「調教ではスッと動けないところもありましたが、外回りでゆったり流れて、じんわりエンジンをかけられる条件は良かったです。馬に気持ちが入ってレースで動けた印象です」

 快勝したレースをそう振り返った鮫島駿騎手だが、この勝利は道中での巧みな手綱さばきで、トランセンド近親のデビュー勝ちに大きく貢献した。

 マイル戦で17頭立ての多頭数と、騎手の駆け引きが着順を左右しかねない条件。4枠8番のレベレンシアは、好スタートではなかったものの、鮫島駿騎手が促してポジションを取りに行った。

 そしてこのスタート直後の判断が、最高の結果を呼びこんだ。デビュー戦の2歳馬ばかリということもあって前半の流れはスロー。勝負どころの3~4コーナーにかけて上がった鮫島駿騎手とレベレンシアのコンビは、最後の直線で3番手の好位まで取りついていた。

 逃げた馬がバテ、その内からミロワール、外からインザオベーションが交わして伸び、2頭がリードしたところを強襲したのがレベレンシア。末脚不発の後続馬と異なる見事な差し切りといえる。

「鮫島駿騎手の積極的な前半の位置取り、道中でロスのないコース取りも光りました。G1レースで騎乗した際も的確な分析をしたコメントを残すことでも評判の若手騎手です」

馬場状態や追い出すタイミングなどもしっかりとシミュレーションしていたのでしょう。ブレイク中の横山武史騎手だけでなく、鮫島駿騎手も次世代の有望株といえます」(競馬記者)

 そんな鮫島駿騎手が、多くの競馬ファンから支持されたのは、サンレイポケットに騎乗した今年のジャパンC(G1)でのコメントだ。このとき10番人気の穴馬で4着に健闘し、下馬評を考えると十分に好騎乗といえる内容でもあった。

 ファンからもよくやったと称賛する声もあった中、意外にも鮫島駿騎手が残したのは、謙虚過ぎる反省の弁。

「一日馬場を見ていた感触で、道中はインを通ることを選択しました。直線では上位3頭に迫る脚を使っています。天皇賞秋もそうでしたが、強い相手に頑張っていながらその一角を崩せないのは私の技術不足です。馬は良い走りをしています」

 自身の好騎乗で穴馬を好走させたにもかかわらず、「私の技術不足」とまで言い切った姿勢には、現状に満足しないストイックなところも伝わってくる。飛躍の懸かる来年、さらなる活躍でブレイクに期待したい。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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