真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.04.25 15:42

【徹底考察】天皇賞・春(G1) キタサンブラック「この菊花賞馬にスタミナはあるのか。その『全貌』を解明」
監修=下田 照雄(栗東担当)
≪結論≫
北村騎手から武豊騎手への乗り替わりは大きなマイナスこそないが、プラスに働くかは微妙なところだ。歴代1位の天皇賞・春6勝を誇る「平成の盾男」武豊騎手にこのような評価を下すのも失礼かもしれないが、武騎手が最後に天皇賞・春を勝ったのはディープインパクト。もう10年前になる。名手に違いないが、北村騎手の長距離戦は武騎手に勝るとも劣らないトップクラスといえるだろう。
また冒頭で触れた通り、キタサンブラックは菊花賞馬だが、決してスタミナに恵まれているわけではない。レースでの立ち回りが上手いからこそ、長い距離を走れるタイプだ。その辺は菊花賞で2着だったリアルスティールと共通する部分がある。もちろん、今回もスローなら前へ、ハイペースなら後ろへと、自分が僅かでも有利になるよう器用に立ち回るはずだ。
しかし、その上で注意しなければならないのは、今回の天皇賞・春では昨年の菊花賞のような極端な中弛みは望めないということ。
メンバーを見た限り、強力な逃げ馬はカレンミロティックくらいのものだが、古馬最高峰の戦いとなる天皇賞・春ではある程度のペースは要求される。おそらくは本馬も前から競馬するだろうが、仮にゴールドアクターなどに早めに取りつかれる厳しい競馬となった場合は、スタミナの要素に乏しい分、直線で力尽きても不思議ではない。
PICK UP
Ranking
17:30更新浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
“第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!