
JRA「代打の神様」池添謙一を超える優勝請負人!? 川田将雅も福永祐一も目じゃない、大混戦の皐月賞(G1)で狙いたい3年連続リーディングジョッキー
先週の桜花賞(G1)は、単勝7番人気のスターズオンアースが勝利。今年ここまで行われたG1では4レース全てで単勝1番人気が馬券圏外に沈んでおり、波乱のシーズンとなっている。
そして、今週日曜には中山競馬場で皐月賞(G1)が行われる。
人気上位となりそうなイクイノックスは東京スポーツ杯2歳S(G2)からの直行ローテーションで5か月ぶりのレース。また昨年ブレイクした、キラーアビリティ騎乗の横山武史騎手が今春のG1戦線において3戦連続1番人気で敗退するなど、波乱決着が継続する可能性は十分ありそうだ。
そこで今回は、人気薄が濃厚なジャスティンロック(牡3歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)に注目したい。
ジャスティンロックは2走前の京都2歳S(G3)で、後のスプリングS(G2)勝ち馬ビーアストニッシドを下し重賞初勝利。4着に敗れた前走の弥生賞(G2)のレース後、騎乗した川田将雅騎手が「久々の分、力みがありました。次に向けていい内容で走れたのではないかと思います」とコメントしている。本番に向けて上積みが見込め、弥生賞組との勝負付けが済んだとは、まだ言えないだろう。

また今回は、当初騎乗する予定だった松山弘平騎手の落馬負傷により戸崎圭太騎手が代打騎乗となる。
真・代打の神様は戸崎騎手?
その戸崎騎手はこれまでに勝利したG1・ 9勝の内、半分以上の6勝が乗り替わりでの勝利となっている。これはトップジョッキーとしてはかなり稀なケースで、他の騎手の乗り替わりでのG1勝利数を見ると、川田将雅騎手は18勝中5勝、福永祐一騎手は33勝中9勝となっている。
また代打職人の印象が強い池添謙一騎手でも26勝中5勝となっており、半数以上を乗り替わりで勝っている戸崎騎手のこの数字はかなり異質と言えるのと同時に、G1での代打騎乗をいかに得意としているかが分かる。
同騎手は2014年から3年連続リーディング獲得したトップジョッキーながら、C.ルメール騎手や川田騎手のようにG1級のお手馬が多くいる訳ではない。それでも、毎年多くのG1で騎乗しており、今回のように、主戦騎手の離脱や、お手馬の重複などが起きた際には戸崎騎手に依頼される事も多く、関係者からの信頼の厚さがうかがえる。あまり奇をてらわず、堅実にその馬の能力を最大限発揮させるような騎乗スタイルも、乗り替わりの依頼を打診されやすい一因かもしれない。
また、乗り替わりで勝利したG1・6勝は、いずれも単勝4番人気以下での勝利となっており、2011年には9番人気のリアルインパクトで安田記念(G1)を勝利している。
最近は、日本ダービー(G1)制覇を狙う逸材ドゥラドーレスで、まさかの毎日杯(G3)敗退や、先週の阪神牝馬S(G2)ではアカイトリノムスメが直前で競走除外など受難の戸崎騎手だが、得意の乗り替わりでのG1の舞台で名誉挽回といきたいところだ。
(文=椎名佳祐)
<著者プロフィール>
ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。
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