JRA武豊だけが「やらかした」皐月賞の法則!? 驚異の5年連続連対中……日本ダービー「1枠1番」を超える“鉄板ルール”とは
17日、中山競馬場で行われる今年の皐月賞(G1)は、近年稀にみる大混戦と言えるのではないでしょうか?
それも主役級の馬にアクシデントがあっての混戦ではなく、ほぼすべての有力馬がここまで順調に駒を進めてきました。見事抽選を突破して、現地観戦をゲットした皆さんおめでとうございます! こんな贅沢なクラシック開幕戦もそうそうないはずです。明日は少し雨が降るようですが、レースまでもってくれることを祈ってます。
ですが、その一方で「予想」は本当に難解ですよね……。
一応、今年は2歳G1馬のドウデュース、キラーアビリティに加え、無敗のイクイノックス、ダノンベルーガの「4強」と言われていますが、若葉S(L)を勝ったデシエルトだって無敗の馬。
他にも弥生賞ディープインパクト記念(G2)を勝ったアスクビクターモア、スプリングS(G2)を勝ったビーアストニッシド、京成杯(G3)を勝ったオニャンコポンもいますし、私の中では「8強」……。他にもチャンスのある馬がたくさんいますし、買いたい馬が多過ぎて、それこそ“発狂”しそうなのは私だけではないハズです(笑)
ですが今回は、そんな皆さんに「朗報」をお届けしたく、筆を執らせていただきました。少しでもヒントを得ようと、過去10年の皐月賞の結果とにらめっこして気付いたのです!
「皐月賞って簡単じゃん!」と。
皐月賞で5年間、続いていること
皆さんは「枠順」というファクターをどこまで予想に取り入れているでしょうか。有名なところでは、日本ダービー(G1)の1枠1番ですよね。ここ10年を振り返っても、2019年にロジャーバローズが優勝していることを始め、2勝2着2回3着1回と「ダービー1枠1番の法則」は健在。10年中5年で馬券になっているのですから、ダービーは1枠1番から買えばだいたい当たる簡単なレースと言えるでしょう。
ただ、実は近年の皐月賞は、そんな日本ダービー以上に簡単なレースということを皆さんご存知でしょうか?
過去10年で3勝2着3回3着1回、連対率60%、3着以内率に至っては70%。それも現在5年連続連対中……。今年まで気付かなかった自分が恥ずかしい!
ズバリ、皐月賞は「4枠7番」を買っていればほぼ当たるレースなのです!
「たまたま4枠7番に強い馬が入っただけじゃないか」という意見もあると思いますが、過去10年で馬券になった7頭の内、1番人気は2013年のロゴタイプだけ。2番人気も昨年のエフフォーリアだけで、いずれも勝利しています。
逆に4枠7番が馬券に絡まなかった3年を振り返ると、2016年のウムブルフ(16番人気)、2012年のベールドインパクト(13番人気)と、ほぼノーチャンスだった馬。4枠7番の“魔力”をもってしても、さすがに上位争いをさせることはできなかったようです。
唯一、トーセンスターダム(3番人気)だけがチャンス十分でしたが、どうしてしまったんでしょうか11着に大敗しています。武豊騎手とのコンビだっただけに過剰人気してしまったのかも?
その上で気になる今年の4枠7番は……牧光二厩舎のボーンディスウェイです! 皐月賞好走&日本ダービー優先出走権獲得おめでとうございます!?
鞍上の石橋脩騎手は、先週の桜花賞(G1)を勝ったスターズオンアースにも、過去のレースで騎乗されていたジョッキー。前走騎乗した横山武史騎手がナミュールに騎乗したため、本番で騎乗してもおかしくなかったのですが、何故か川田将雅騎手が騎乗して見事1着……。
弱肉強食のジョッキー界ですが、ご本人としても思うところはあるでしょう。先週の鬱憤を、今週の皐月賞にぶつけてもらうことに期待しています!
(文=藤田ハチ子)
<著者プロフィール>
藤田菜七子騎手のデビューと同時期に編集部デビュー。2日遅れだったことで「ハチ子」と命名される。以来、渋谷の忠犬ハチ公像にどこか親近感を覚える。法則、オカルト好きでTOCANA愛読者。毎年、日本ダービーで1枠からの流し馬券を買うのが恒例行事。
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