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JRAプロキオンS(G3)「194万馬券」の大波乱となったのはなぜか? 芝だけに終わらない小倉競馬の罠、「攻略のカギ」はリピーターにあり

JRAプロキオンS(G3)「194万馬券」の大波乱となったのはなぜなのか? 芝だけに終わらない小倉競馬の罠、「攻略のカギ」はリピーターにありの画像1

 10日、小倉競馬場で開催されるダート重賞のプロキオンS(G3)。例年であれば中京競馬場での開催なのだが、京都競馬場の改修工事による影響で一昨年は阪神で行われ、昨年と今年は小倉での開催となっている。

 阪神ではダート1400mだったものの、小倉の場合はダート1700mへと条件も大きく変更。出走各馬に求められる距離適性やコース適性も少なからず変わってきそうだ。

 昨年の同レースをJRAレコードタイの1分40秒9(重)という驚異的なタイムで優勝したメイショウカズサは今なお中距離が主戦場。短距離を中心に使われてきた組の扱いには注意したいところ。

 そんなことは各馬の陣営も承知しているようで、出走を予定している16頭の中で近走に短距離を使われているのはエアアルマス1頭程度である。ここまで来ると本来の短距離戦の面影はなく、全く別のレースとさえいえそうな雰囲気だ。

 そこで注意したいのは、やはり前残りが目立つ小倉コースの特徴である。先週のCBC賞(G3)を逃げ切ったテイエムスパーダが、1分05秒8(良)のとんでもないレコードを刻めたのも開幕週特有の高速馬場、いや超速馬場の恩恵によるところが大きかった。昨夏も目を疑うようなレコードを連発し、JRAが“標準”扱いをしているクッション値がほぼ意味を成さなくなっているような状況ともなっている。

 そして、この高速化は芝だけでなくダートにおいても、同様の傾向が少なからずあることも確かだろう。ただでさえ坂のない平坦なローカルだけに、いわゆる“行った行った”の決着に終わるケースもよく目にする。

 実際、昨年も前半1000mを59秒2で逃げたメイショウウズマサが3着に粘り、2番手のトップウイナーが2着に入った。勝ち馬にしても道中で4、5番手の好位からの抜け出しであり、後ろにいた組に出番はなかった。

 ちなみに先週の小倉で特別戦のダート1700m条件は25レース。土曜の11Rが1分45秒7、日曜の10Rが1分46秒0でいずれも良。これらが3勝クラスや2勝クラスだが、1勝クラスでも1分45秒0だったことを考えると、重賞のプロキオンSならさらにひとつふたつ時計が速くなるはずだ。

「攻略のカギ」はリピーターにあり

 近況はどうであれ、重の開催だった昨年の2着3着トップウイナーとメイショウウズマサは押さえておきたい馬である。前者は14番人気で後者は12番人気で激走し、3連単の払戻も194万馬券と荒れに荒れた。

 週末の九州地方は雨の予報が出ており、仮に日曜が晴れたとしてもパサパサのダートは考えにくい。テイエムスパーダのように数字の上では暴走気味のラップを刻んだとしてもそのまま粘り込める公算も立つ。

 これら2頭に前走で不完全燃焼に終わったエクレアスパークルあたりを加えれば、人気のラーゴムあたりと組み合わせても、そこそこいい配当を期待できるのではないか。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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