福永祐一「僕の判断ミス」WIN5キャリーオーバーに一役買った!?

一昨年、京都競馬場改修の影響のため、阪神で開催された中京記念(G3)は、酒井学騎手の18番人気メイケイダイハードが勝利。この日のWIN5は的中者なしのキャリーオーバーとなった。
18頭立ての最低人気だった勝ち馬は単勝オッズ「163倍」と超がつく大穴。2着に6番人気ラセット、3着に9番人気エントシャイデンが入り、3連単は330万円の超特大配当となった。
大波乱の立役者となった酒井騎手は「何より僕自身が驚いています」と戸惑いつつも、人気を意識せずに乗れたことが良かったと振り返った。七夕賞(G3)では6番人気ヴァンケドミンゴを3着に、マーメイドS(G3)を7番人気サマーセントで1着に導いたように、「ハンデ戦」職人らしい巧みな手綱さばきが光った。

一方、この日7番人気ミッキーブリランテ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)は、福永祐一騎手が「決して無理にではなくて、楽に上がって行きました」と振り返ったように、抜群の手応えで直線早々と先頭に立った。
ところが、いざ追い出されてから思いのほか伸びを欠き、残り1ハロンで脚が止まると後続に交わされて5着に敗れた。福永騎手は「あそこで動いたのは判断ミスでした」と、結果的に早仕掛けとなったことに悔いを残す結果となった。
レースはトロワゼトワルが注文を付けての逃げ。これをリバティハイツが2番手で追走。ギルデッドミラー、ストーミーシー、レッドレグナントが追いかけて前半3ハロンは34秒のハイペースとなった。この急流を3コーナーから一気に上がって行ったのがミッキーブリランテだった。
同馬のすぐ後ろのポジションにいたのが優勝したメイケイダイハード。酒井騎手が「前にミッキーブリランテがいたので、これを目標にレースを進めました」とコメントしたことからも、絶好の”ターゲット”の存在が功を奏した形となったようだ。
「2頭は同じような位置にいましたが、ミッキーブリランテが動いたことで、一気にペースアップしました。あれで前の馬が厳しくなったことで、後ろの馬には絶好の展開となりました。
4着までに入った馬はすべて後方待機策だったようにミッキーブリランテがもう少しためていれば、また違った展開になったかもしれませんね」(競馬記者)
また、過去にキャリーオーバーとなったWIN5で、福永騎手は2度ほどキーマンとなっている。
1つ目は3番人気→11番人気→10番人気→2番人気→4番人気で決着した2011年9月4日のWIN5.このとき5つ目の対象レースだった新潟2歳S(G3)で単勝1.7倍に支持されたジャスタウェイで4番人気モンストールの3/4馬身差2着。
2つ目は4番人気→11番人気→16番人気→10番人気→8番人気で決着した2014年11月23日のWIN5。このとき5つ目の対象レースとなったマイルCS(G1)で3番人気フィエロに騎乗して8番人気ダノンシャークのハナ差2着。
過去の2回は自身が敗れたことにより、キャリーオーバーの立役者となってしまったが、今回は”図らずも”最低人気馬の勝利を後押しする格好となってしまった。
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