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武豊ついに「イチロー」超え!? 永遠不滅と思われる天才2人の「偉大な」数字

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武豊騎手

 天才がまた新たな金字塔を打ち立てた。

 13日、札幌競馬場の3Rに行われた3歳未勝利(ダート1000m)は、武豊騎手の1番人気グラサージュ(牝3歳、美浦・林徹厩舎)が直線早め先頭から押し切って優勝。キャリア11戦目にして待望の初白星をつかんだ。

 12頭立ての一戦。好スタートを切ったグラサージュは好位2番手へ。逃げ馬の外をピタリと併走すると、4コーナーでは抑えきれない手応えで早くも先頭に躍り出る。

 最後の直線に入ると後続との差を2馬身ほどに拡大。ゴール前では他馬に差を詰められたが、なんとかハナ差でしのぎ切った。

「このところ歯がゆいレースが続いていたグラサージュでしたが、決め打ちのような競馬で見事に接戦をものにしましたね。操作性にやや難がある馬のようなので、前任の伊藤工真騎手をはじめ陣営の努力も実を結んだと思います。

未勝利戦も残りわずかとなってきているだけに、この1勝には関係者の喜びもひとしおでしょう」(競馬誌ライター)

 殊勲の立役者となった武豊騎手もレース後「集中しないところがあったので『これしかない』と思って早めに先頭に立った。勝ててよかった」と、してやったりのコメントを残している。

永遠不滅と思われる天才2人の「偉大な」数字

 そんなレジェンドであるが、これでJRA通算4368勝目となり、元メジャーリーガーで親交もあるあのイチロー氏が持っている日米通算安打数の4367をついに超えることとなった。

 武豊騎手とイチロー氏は1995年、イチロー氏のラジオ番組に武豊騎手が出演したことをきっかけに意気投合。イチロー氏が海の向こうアメリカ・大リーグに移籍してからも、年に一度は食事会を開くなどの間柄だったようだ。

 イチロー氏は2019年3月21日に東京ドームで行われた試合で現役を引退。武豊騎手はこれを現地で生観戦しており、公式サイトの日記には後日、「あの場にいられたこと、それ自体がボクの一生の宝物になりました」と綴っている。

 さらに、イチロー氏の通算安打数が4367であることにも触れ「通算勝利数で、イチローさんを超えることを近い目標にすることとしました」と記していたのだが、今回グラサージュで白星を挙げたことでついに追い抜くことになった。

「イチロー氏の安打数は日米通算の歴代最多であり、ギネスの世界記録にも認定されていますね。また、武豊騎手の勝利数も2位の岡部幸雄元騎手が持つ2943勝を大きく引き離してJRAの歴代トップです。

もはや今後破られることはあり得ないのではないかと思えるほど、どちらも偉大な数字であることは間違いないでしょう」(同)

 イチロー氏は先述の試合で28年間のプロ生活に幕を下ろしたが、キャリア36年目を迎えた武豊騎手は、今年も日本ダービー(G1)を制するなど第一線で活躍している。果たしてこの数字は、どこまで伸び続けるのだろうか。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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