
皐月賞、アーリントンCからの「少数派ローテ」彗星ペルシアンナイト! 路線変更の原因はソウルスターリングに敗れた「辛い過去」にあるってホント?

アーリントンC組から久々の皐月賞好走馬が出るか、なかなか興味深い1戦となりそうだ。
木曜に出走馬と枠順が発表された今年の皐月賞(G1)。戦前から注目を集める最強牝馬ファンディーナは4枠8番とまずまず好枠に入った。69年ぶりの快挙達成へ向けて視界良好といったところだろう。
一方、ひとつ隣の枠で虎視眈々と目を光らせているのは、アーリントンCからただ1頭参戦するペルシアンナイト(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
出走馬の中に前走アーリントンC組が少ないのはなにも今年に限ったことではない。昨年このローテから皐月賞へ進んだ馬はゼロ。過去10年を遡ってもわずかしか例がなく、しかもすべて4着以下に負けている。
そもそもアーリントンCの舞台は阪神マイル。2000mの皐月賞とは距離が400mも違うため、前哨戦として使う陣営が少ないのはある意味当たり前だ。
むしろ多いのはここを経由してNHKマイルCへと向かうマイラー勢。昨年の優勝馬レインボーラインはニュージーランドTを挟んで出走し、12番人気ながら3着に激走。ほかにも2014年のミッキーアイルや2008年のディープスカイらがステップとして踏んでいることでも知られている。
ではなぜペルシアンナイトはあえて他のトライアルをスルーしてアーリントンCを使ったのか。その原因のひとつは、もしかするとデビュー2戦目のアイビーSにあるのかもしれない。
当時は8月の新馬戦から間隔を約2か月空けての出走。直線までのレース運びは万事スムーズにいったが、最後は伸び負けて1着からコンマ3秒差の2着に敗れた。連対を確保したとはいえ内容的には完敗だった。
しかもこの時後塵を拝したのは、牡馬ではなく牝馬。「牝馬に負けるようなら牡馬クラシック路線では厳しいだろう。それなら路線変更してNHKマイルCを目指したほうが」と陣営が判断した可能性はなくはない。
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