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ローズS(G2)川田将雅「選択ミス」を絶対に認めたくない正念場。2冠馬を捨てた痛恨の春から約4か月、アートハウスと挑む背水の陣

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ローズS(G2)川田将雅「選択ミス」を絶対に認めたくない正念場。2冠馬を捨てた痛恨の春から約4か月、アートハウスと挑む背水の陣の画像1
アートハウス

「僕のパールコードへの思いを優先させていただいた結果です」

 今年5月、オークス(G1)を直前に控えた共同記者会見でのこと。アートハウス(牝3、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗することを決めた川田将雅騎手はそう語った。

 自身が桜花賞馬に導いたスターズオンアースと臨む選択肢もあったはずだが、最終的に忘れな草賞(L)を制したアートハウスに騎乗することを選択。同馬の母パールコードの現役時代に主戦を務め、惜しくもG1勝利を逃した悔しさから、そのような決断に至ったようだ。

 しかしご存じの通り、オークスでは結果的に捨てた格好になったスターズオンアースがC.ルメール騎手を背に春2冠を達成し、川田騎手とアートハウスのコンビは7着に敗れた。自ら手放した元パートナーの戴冠に、人一倍悔しい思いがあっただろう。

 あれから約4か月の月日が経った今週末のローズS(G2)で、川田騎手はアートハウスと再起を図ることとなった。母パールコードに騎乗して2着に敗れた6年前の秋華賞(G1)で悔いを残した当時の想いを払拭するためにも、単なる前哨戦以上に気合の入る一戦となるに違いない。

 パートナーに求められるのは、好走して権利を取るだけでなく、仮に敗れたとしても本番の勝利を予感できるような手応えが欲しいところだ。

アートハウスと挑む背水の陣

 しかし、巻き返しを期すコンビにとっては、歓迎できない懸念材料もある。というのも、アートハウスを管理する中内田厩舎の重賞成績が、近年稀にみる絶不調だからである。

 昨年、調教師部門でキャリア初の年間リーディングを獲得したトップステーブルは、今年もリーディングで3位に入る好調を維持しているものの、ひとたび重賞になると決して満足できる成績を残している訳でもない。重賞に限定した成績は「0-2-0-15/17」で勝率0%、複勝率11.8%と17連敗を数え、昨年(「5-4-4-25/38」勝率13.2%、複勝率34.2%)と比べても深刻さを物語る数字だ。

 春のG1シリーズでも、高松宮記念(G1)でグレナディアガーズが12着、NHKマイルC(G1)と安田記念(G1)でセリフォスがいずれも4着。オークスでも上述したアートハウスが7着に敗れるなど、どれも上位人気に支持されながら、勝利を手にすることが出来なかった。この負の連鎖ともいえそうな不調は、夏競馬の間も続いており、秋になったからといって急転するのかというと、まだまだ不安が残る。

 今年36勝を挙げている中内田厩舎が、コンビで1番多く勝利を挙げているのが川田騎手だ。実に20勝もの勝ち星を同厩舎の管理馬で挙げており、2番目に多い藤岡佑介騎手でさえ5勝なのだから、如何に信頼性が高い関係であることがわかる。

 それだけに厩舎のエースでもある川田騎手が、まずはアートハウスで重賞の連敗をストップさせ、厩舎の勢いもV字回復へと繋げたい。

 また両者の過去を振り返ると、中内田厩舎の重賞全26勝の内、7割にも及ぶ19勝を挙げているのも川田騎手だ。G1においても、朝日杯フューチュリティS(G1)をダノンプレミアムとグレナディアガーズで制しているように、ファンの間で広く認知されている黄金コンビである。

 そういった背景もあって、川田騎手の好調がそのまま中内田厩舎の重賞成績に直結するといっても過言ではない関係ともいえる。アートハウスと挑むローズSは、懇意にする中内田厩舎の重賞連敗ストップの救世主としても勝利の2文字が欲しい。

 しかも秋華賞は、母のリベンジを懸けた背水の陣ともいえる舞台。ラスト1冠に向けて、どんな競馬をみせてくれるだろうか。

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