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JRAオールカマー(G2)川田将雅「強奪」に横山武史ガックリ!? 「タイトルホルダーより上」ベタ惚れの大器と再コンビならず意気消沈…

JRAオールカマー(G2)川田将雅「強奪」に横山武史ガックリ!? 「タイトルホルダーより上」ベタ惚れの大器と再コンビならず意気消沈…の画像1

「いつも通りの感じ。順調な仕上がりです」

25日のオールカマー(G2、中山・芝2200m)に向けた最終追い切りで、ジェラルディーナ(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が軽快な動きを見せている。栗東のCウッドで併せ馬を行い、最後は併入ながら脚色は上々だった。

 G1・7勝馬ジェンティルドンナの娘として、デビューから大きな注目を集めてきた超良血馬のジェラルディーナ。残念ながら、偉大な母のようにクラシックを席巻することはできなかったが、ここ2走は鳴尾記念(G3)2着、小倉記念(G3)3着と本格化の兆しを見せている。

 今回、さらにメンバーが強くなるが、陣営も「リズム良く走れれば、最後は伸びてくる」と色気十分。今の充実ぶりなら、好勝負を演じてもおかしくないはずだ。

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横山武史騎手

 その一方で「ちょっと気落ちしているみたい」と心配されているのが、新コンビを組むことになった横山武史騎手だ。

 横山武騎手と言えば、今や若手の代表的存在だ。昨年、エフフォーリアとのコンビで競馬界の中心に君臨し、ちょうど1年前のオールカマーもウインマリリンとのコンビで勝利するなど、今や押しも押されもせぬトップジョッキーの1人と言えるだろう。

 しかし、今年は順調に勝ち星を稼いでいる一方、昨年G1/5勝を含む9勝と大暴れした重賞の舞台で結果が出ていない。重賞制覇は3月のチューリップ賞(G2)が最後で、今年はこの1勝に留まっている。

 また、現在休養中のエフフォーリアは当初10月の天皇賞・秋(G1)で復帰予定だったが、陣営から年末の有馬記念(G1)に目標を切り替えたことが発表されたばかり。大舞台で結果を残したい横山武騎手にとっても、最強のパートナーの秋ほぼ全休はショックだったに違いない。

ベタ惚れの大器と再コンビならず意気消沈…

「実は今回のオールカマー(G2)で横山武騎手は当初、ソーヴァリアントに騎乗予定だったそうです。しかし、最終的には川田将雅騎手が騎乗できるということで、横山武騎手はジェラルディーナと新コンビを組むことになったとか。

ジェラルディーナも決して悪くない馬ですが、今回の相手はデアリングタクトやテーオーロイヤルといったG1実績を持つ馬ですからね……。

ソーヴァリアントはC.ルメール騎手で前走のチャレンジC(G3)を勝ちましたが、本馬が目標にしている天皇賞・秋では3歳馬のイクイノックスに騎乗する予定。エフフォーリアに乗れなくなった横山武騎手としては、当然ソーヴァリアントとの天皇賞挑戦を思い描いていたはずですが……。本人もかなり気落ちしているようですし、それを上手く隠せない性格なので少し心配です」(競馬記者)

 記者曰く、横山武騎手は1年も前から、ソーヴァリアントの実力を高く評価していたそうだ。

 昨年8月の藻岩山特別(2勝クラス)でソーヴァリアントに騎乗した横山武騎手だが、レースは3馬身半差の圧勝。レース後のインタビューでは「強かった。まだ緩いところがあるけど、重賞でもチャンスがある馬。これからが楽しみです」と絶賛していた。

 さらにその後、タイトルホルダーとソーヴァリアントが激突したセントライト記念(G2)の直前には、親しい関係者に「タイトルホルダーよりもソーヴァリアントの方が上」と話していたという。

「もしタイトルホルダーが先約でなければ、ソーヴァリアントに騎乗していたかも」というのは、前出の記者の話だ。

「もちろん、当初はまだタイトルホルダーの本格化前の話ですし、単純にタイトルホルダー<ソーヴァリアントというわけではないでしょうが、これだけを見ても横山武騎手の後者への評価が極めて高かったことがわかります。

だからこそ、今回のオールカマーは横山武騎手にとって待望の再開となるはずでしたが……」(同)

 繰り返しになるが、横山武騎手が騎乗するジェラルディーナも決してチャンスがない馬ではないし、ソーヴァリアントに騎乗することになった川田騎手は誰もが認める現在のリーディングジョッキーだ。

 だが、一度コンビが決まりかけたところを降ろされた背景には、横山武騎手が昨年ほどの活躍が出来ていないことも無関係ではないだろう。

 例え、川田騎手が相手でも鞍上を譲らないような“真”のトップジョッキーへ――。まずは、目の前のジェラルディーナでしっかりと結果を残しておきたい。

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