JRAドウデュース敗戦も終わってみれば「想定内」の手のひら返し!? 陣営の思惑に勝利の秘策あり、オールカマー(G2)デアリングタクトも安心できない舞台裏
先週日曜は中京競馬場でローズS(G2)、月曜にセントライト記念(G2)が開催。ラスト1冠を目指すトライアルレースが行われ、3歳世代の現在の勢力図も徐々に見え始めた。
夏場に力をつけた上がり馬と春の実績馬たちが激突する本番。牝馬は春二冠を達成したスターズオンアースの三冠も懸かっており、優勝すれば2020年のデアリングタクトに続く三冠牝馬が誕生することになる。
一方、2年前の秋華賞(G1)を制して三冠牝馬に輝いたデアリングタクトは、昨年4月のクイーンエリザベス2世C(G1)を3着に敗れた後、現役引退の危機も噂された繋靭帯炎を発症するアクシデントにも見舞われ、約1年に及ぶ長期休養を余儀なくされた。
5月のヴィクトリアマイル(G1)で不死鳥の如く復帰したものの、ブランクもあって6着に敗戦。全盛期を思えば物足りなさは残ったが、続く宝塚記念(G1)で3着に好走し、実力に大きな衰えがないところを証明してみせた。
そのデアリングタクトが秋の初戦に選んだのが、今週末に中山競馬場で行われるオールカマー(G2)。見事な勝利で完全復活をアピールしたいところだが、陣営のトーンが一向に上がらないという噂を耳にしたのだからただごとではない。
勿論、休み明けから100点満点の仕上がりではないにせよ、少なくとも能力を発揮できる状態なのか、それとも先を見据えて無事に回ればいいという思惑なのかは、見極めが必要だろう。オールカマーが大目標となる秋のG1を見据えたステップレースであることは間違いないとはいえ、予想をする側にとっては軸馬の最有力候補といえる馬。能力を発揮できる状態にあるかどうかは重要なファクターだ。
先日行われたニエル賞(仏G2)のように、凱旋門賞(仏G1)を控えたドウデュースと武豊騎手のコンビが、最後方待機から最後の直線で末脚を伸ばすだけに留めたケースもある。まるで追い切り代わりのようなレースだったものの、これは慣れない欧州の馬場適性や、現在のコンディションの確認を優先したい陣営の思惑によるものだった。
出走するからには「勝ち負けできる状態のはず」という考え方は必ずしも正解ではない。
とはいえ、レース前のメディアが報じたドウデュース陣営のコメントは、完調手前ながら「抜群の動き」「負けられない相手」「何の不安もない」といった耳触りのいいものばかり。にもかかわらず、レースが終わると、今度は「悲観の色なし」「失望することはない」「いいトライアル」のような前向きな内容が殆どだった。
煽るだけ煽って結果が伴わなかった途端に、あたかも「想定内」だったかのような手のひら返しでは、もはやマッチポンプといわれても仕方がない。幸か不幸か日本での馬券発売はされなかったが、もし発売されていたら、マスコミの情報を信じたファンの多くが「騙された」と感じたはずだ。
だからといって、彼らを一概に悪だと決めつけるのは早計ともいえる。
実際、メディアに掲載される関係者のコメントは、取材に基づいた内容であり、すべてが嘘というわけでもない。それらを目にしたファンが好意的な解釈をした結果、上っ面だけの情報に振り回されただけともいえないだろうか。
彼らにとって関係者は重要な仕事相手であり、もし心証を悪くするようなことを書いてしまうと、取材拒否という最悪の事態すら招くことにもなりかねない。このような背景を考えれば、ファンはマスコミの流す情報の真贋を見極めないと、真実に辿り着くことは永遠に不可能といっても過言ではない。
かといって、直接関係者に話を聞くことができない一般のファンが「何の疑いもなく100%信じられる正しい情報」を手に入れる手段を持たないこともまた事実。誰にでも可能なことであれば、そもそも頭を悩ませられることもないのだから……。では、このまま同じように一喜一憂を繰り返すしかないのか。
結論から言ってしまえば、そんなことはない。
なぜなら、表に出回らない関係者の本音を聞き出すことで、誰もが羨むような高配当的中を連発している「シンクタンク」のような競馬情報のプロがいるからだ。波乱の続いた春G1はおろか、トップクラスの馬が不在で各馬の実力が拮抗する夏競馬でさえ「情報戦」で優るプロにとってはドル箱でしかなかったという。
これはホンの一部に過ぎないが、8月だけでも札幌2歳S(G3)で3連単2万6540円、新潟2歳S(G3)で3連単1万3290円、関屋記念(G3)で3連複1万1030円、函館スプリントS(G3)で3連単8万8700円を的中し、毎週のように会員に利益を還元した実力に疑いの余地はない。
その原動力となっているのが先述した通り、マスコミ経由ではなく独自ルートで関係者から直接の本音を聞き出しているからにほかならない。
これを実現しているのが、元調教師の平井雄二氏や境征勝氏、元騎手の中野渡清一氏、安田富男氏らをはじめとする元競馬関係者らの存在。一時代を築いたビッグネームたちだけに、現役を退いた後も現場関係者と太いパイプがあり、容易にリアルな本音を聞き出せるという訳だ。
先述したデアリングタクトの状態についても、シンクタンクは情報収集に余念がないという。数ある情報の中から教えられる範囲でという了承の元、担当者に話を聞けたので紹介したい。
「大きな注目を集めるデアリングタクトですが、管理する杉山晴紀調教師がヴィクトリアマイル時に『おそらくもういい頃のフォームには戻らない』と本音を漏らしていたのは、気になります。好走したように見える宝塚記念(G1)でも『稽古で力みがまったく取れないんだ』と悩んでいました。3着という結果でしたが、この馬の本来の実力を考えれば、まだまだ復調途上といった感じで、完全復活にはもう少し時間が掛かりそうな雰囲気です。
様々な予想ファクターがある中で、我々が他と一線を画している最大のポイントは、一般の競馬ファンではまず持ち合わせていない【レースに出走させる側の視点】だと自負しています。もちろん競馬なので全戦全勝というわけにはいきませんが、ありきたりなプラス材料、マイナス材料だけでなく、『どこにも載っていない、載せられない情報』が日常的に入ってくるので、必然的に馬券的中の確率は高くなります。
世に出回る情報が多過ぎて取捨選択に困ったり、不安材料を本当に信じていいのかと悩んでいたりする方にとって、ベストパートナーになる自信があります」(シンクタンクの担当者)
やはり最大のポイントは、出走各馬の陣営が「どこまで本気で勝ちに来ている」かだ。
一般メディアとシンクタンクとの決定的な違いは、その情報が本音なのか建て前なのかで頭を悩ませる必要がないことである。現場に直結した独自の情報を基に結論を導き出しているため、その正確さは全幅の信頼を置けるといっていい。だからこそ、購入者の大半が勝てないとされるギャンブルの世界で常に勝者でいられるのだ。
そんな「競馬の勝ち組」が今回、オールカマーの情報をなんと無料で提供してくれるというのだから、またとない絶好の機会である。
デアリングタクトをはじめ、上位人気が予想されるヴェルトライゼンデやソーヴァリアント、ジェラルディーナら出走を予定している他の馬についても「馬券に直結する裏情報を掴んでいる」というからには聞き捨てならない。
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G1を見据えた前哨戦ゆえに、オールカマーに出走する各馬の陣営が様々な思惑でレースに使ってくることは、火を見るより明らか。玉石混交の情報が溢れ返る昨今。スマホやパソコンで数分もかからずに済む登録で有益な情報が手に入るなら、このチャンスを生かさない手はないだろう。
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