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毎日王冠(G2)は1点勝負でOK!? 川田将雅→戸崎圭太のダノンザキッドは減点

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 今週末のJRAは今年最後の三日間競馬、そして注目の毎日王冠(G2)、京都大賞典(G2)、サウジアラビアRC(G3)が行われる。天皇賞・秋(G1)、マイルCS(G1)、ジャパンC(G1)など、秋の大一番を目指すハイレベルなメンバーが揃った注目の一戦だ。

 中でも毎日王冠は天皇賞・秋の前哨戦であり、過去にサイレンススズカやカンパニー、ダイワメジャーなどがこのレースをステップに本番を目指した。だが近年は春からの直行組が増え、過去7年の優勝馬で前走が毎日王冠だった馬はいない。今年もシャフリヤールやイクイノックス、ジオグリフといった実力馬は毎日王冠を経由せずに天皇賞・秋を目指している。

毎日王冠は1点勝負でOK!?

 今年はサリオス、ポタジェ、レイパパレ、ダノンザキッドと4頭のG1馬が出走することで話題を集めている毎日王冠。今年は出走馬が10頭と少ないので【1点勝負】したい。

 毎日王冠の傾向として特筆すべきは、ノーザンファームが生産したクラブ馬の活躍だ。

 過去6年で見ると、2021年のシュネルマイスター(ドイツのノーザンファームが生産)、2020年サリオス、2018年アエロリット、2017年リアルスティール、2016年ルージュバックの5頭が勝利している。

 今年該当するのはシルクレーシングのサリオス、キャロットファームのレイパパレ、東京ホースレーシングのレッドベルオーブで、今年はこの3頭が狙いだ。

毎日王冠(G2)は1点勝負でOK!? 川田将雅→戸崎圭太のダノンザキッドは減点の画像2
サリオス 撮影:Ruriko.I

 この中で1番手評価は前走の安田記念(G1)で3着に好走し、復活の兆しを見せたシルクレーシングの「サリオス」。

 そもそもサリオスは2020年の優勝馬であり、このレースの適性は申し分ない。本来の実力を発揮できれば、無敗の三冠馬コントレイルと鎬を削った実績からも上位の存在といえよう。しかもこの実績で56kgの斤量は有利。鞍上はセントライト記念(G2)をガイアフォースで勝ち、スプリンターズS(G1)もウインマーベルで2着に好走して勢いに乗る松山弘平騎手。

 そして管理する堀宣行厩舎は、JRA通算700勝が目の前に迫っている。他のレースの結果次第で、メモリアルな瞬間を毎日王冠で達成することも視野に入れているはず。中間の追い切り内容を見ても意気込みは高く、この頭数であれば脚を余すこともないだろう。

 2番手評価は同じノーザンホース系キャロットファームの「レイパパレ」。

 低迷する時期もあったが、今年は大阪杯(G1)で2着に好走するなど、こちらも復活の兆しを見せている。前走のヴィクトリアマイル(G1)12着は、2年ぶりのマイル戦で初の東京コース、そして不利が重なったことを考えれば度外視できる。

 今回は2戦2勝でベストに近い1800m戦、そして東京コースも2度目。川田将雅騎手がダノンザキッドではなくこちらを選んだ意味も大きい。しかも開幕週ともなれば、持ち前のスピードと先行力が活きる。逃げるであろうレッドベルオーブの2番手に控え、直線半ばで先頭に立ち、猛追してくるサリオスと接戦を演じる姿が目に浮かぶ。

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レッドベルオーブ 撮影:Ruriko.I

 そして3番手に推したいのが東京ホースレーシングの「レッドベルオーブ」だ。

 前走の小倉日経オープン(OP)は圧巻の逃げ切りを見せ、芝1800mを1分45秒5という好タイムで制した。開幕週の東京コースは逃げ先行が有利。前走の走りからここで控える競馬は考えられず、また陣営も中間のコメントから逃げで勝負をかけるのは明白。前走はオープン特別とはいえ、2歳時にはデイリー杯2歳S(G2)を勝利し、朝日杯FS(G1)でも3着の実績がある。休み明けを使って状態は上向いており、しかも今回は逃げ馬に絶好の1番枠。勢いに乗る4歳馬ということを考えると絶好の条件が揃ったといえる。

 一方で、他の実績馬を見てみよう。今年の大阪杯を制したポタジェは、昨年の毎日王冠で3着に好走している。だが過去10年、毎日王冠で3着だった馬が翌年以降の毎日王冠に出走した場合、すべて6着以下に敗退。しかも昨年の斤量は56kgだったが、今年はG1を制したことで58kgに増えている。

 そしてもう一頭のG1馬ダノンザキッドは、最後の勝利となったホープフルS(G1)から既に2年近くが経過。前に行っては伸びず、控えても伸びきれずと早熟傾向が見られ、しかも今回は川田騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わりで初騎乗。このメンバーを相手に復活勝利は考えにくい。

 そしてエプソムC(G3)を勝利したノースブリッジも、ここではワンランク格が落ちる。前走は相手に恵まれた感も否めず、過去に2桁着順が3度もあるようにムラ駆けの要素もある。前走勝利の勢いは認めつつも、その勢いを跳ね返すのがG2である毎日王冠といえよう。

 その他の馬はさすがに力不足といえ、恵まれても掲示板に載れるかどうかといったところ。以上の要素を踏まえると、この毎日王冠はノーザンファームが生産したクラブ馬【サリオス・レイパパレ・レッドベルオーブ】に期待したい。

■毎日王冠の1点勝負馬券

3連単1点勝負 3→5→1

仙谷コウタ

仙谷コウタ

初競馬は父親に連れていかれた大井競馬。学生時代から東京競馬場に通い、最初に的中させた重賞はセンゴクシルバーが勝ったダイヤモンドS(G3)。卒業後は出版社のアルバイトを経て競馬雑誌の編集、編集長も歴任。その後テレビやラジオの競馬番組制作にも携わり、多くの人脈を構築する。今はフリーで活動する傍ら、雑誌時代の分析力と人脈を活かし独自の視点でレースの分析を行っている。座右の銘は「万馬券以外は元返し」。

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