
武豊&キーファーズも熱視線!? ノーザンファーム「新セール」にドウデュース弟が登場!
今年も2日間合計257億6250万円という、途方もない売上総額を叩き出したセレクトセール。日本競馬を代表するだけでなく、今や世界最高峰のステージとなった競走馬セリ市には、毎年まさに豪華絢爛と呼ぶに相応しい良血馬たちが上場され、1万円札が本来のアイデンティティを失ってしまうほどの大金が飛び交っている。
その一方で、あまりに高額な落札ばかりが続くため、思った通りに馬を入手できる馬主はごくわずか……。当然ながら、狙った馬が手に入らずに肩を落とすオーナーも少なくない。
あの現実離れした夢のような2日間から約3か月。そんなオーナーたちが今、熱視線を送っているのが、25日に開催されるノーザンファームミックスセールだ。
従来、この時期には繁殖牝馬のセリ市が行われてきたが、今年からミックスセールとしてリニューアルされ、当歳馬たちも上場されることになった。「ノーザンファームミックスセール」という名が示す通り、日本競馬の“王様”ノーザンファームが主催するのだから周囲の期待が高まるのも当然だろう。
「新セール」にドウデュース弟が登場!
そして記念すべき第1回では、さっそく大物の登場が話題を呼んでいる。今年の日本ダービー(G1)を制したドウデュースの弟(ダストアンドダイヤモンズの2022)が上場されるというのだ。
今年5月、武豊騎手に6度目となるダービージョッキーの称号をプレゼントしたドウデュース。長年、武豊騎手を主戦にしてきたキーファーズにとっても悲願のダービー制覇となった。先日の凱旋門賞(仏G1)こそ本来の力を発揮できなかったが、すでに11月のジャパンC(G1)を次の目標にすることが発表されており、間違いなく秋競馬も主役を務める1頭だ。
そんなハーツクライ産駒の兄に対して、弟はリアルスティール産駒。父は今年の新種牡馬として現在6勝(14日現在)と上々のスタートを切っている。中でも8月の新馬戦を勝ち上がったフェイトは、福永祐一騎手が絶賛するクラシック候補だ。
「今年は繁殖牝馬68頭に対して、当歳馬は38頭が上場予定とセレクトセールに比べれば控えめですが、ノーザンファームが主催するとあって、馬主さんたちの反応も上々のようです。
特に7月のセレクトセールに上場される当歳馬は、生後まだ半年も経たない馬ばかり。中には2、3か月という産駒もいます。デビューする2歳夏以降までに1年以上も時間があるため、リスクを懸念する馬主さんも少なくないとか。
その点、当歳の秋となるこの時期にセールを行ってくれることには『ありがたい』という声も。セレクトセールからわずか3か月ですが、この時期の競走馬は大きく成長しますので、このわずかな時間がとても大きいそうです」(競馬記者)
また、当歳のラインナップにはドウデュースの半弟だけでなく、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝ったダノンファンタジーの半弟(父ドゥラメンテ)、今年の函館2歳S(G3)を勝ったブトンドールの半弟(父ルヴァンスレーヴ)なども名を連ねている。
ちなみに今年のセレクトセールにおける当歳部門の最高落札額は3億2000万円(シャンパンエニワンの2022、父ドゥラメンテ)だった。ドウデュースの半弟のリザーブ価格は8000万円に設定されており、どこまで高騰するのか注目だ。
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