真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.05 14:36
安田記念にファンはロゴタイプ称賛一色! 「7歳でも全盛期」驚異的な能力維持にサトノアラジンが霞む
文=利坊
ロゴタイプ(右)(競馬つらつらより)
4日に開催された安田記念(G1)は、最後の直線外から一気の末脚を見せたサトノアラジンが悲願の初戴冠。馬場、ペース、枠や位置取りなどすべてがハマった形で混戦を断った。
無論、デビュー当初から活躍を期待されていた逸材であり、ようやくの勝利に陣営の喜びもひとしおだったに違いないが、ファンの間では悲しきかな、話題は「2着馬」にすべて吸い取られてしまった印象である。
その名は、昨年の安田記念覇者ロゴタイプ(牡7 美浦・田中厩舎)。昨年は絶対王者モーリスを絶妙な逃げで幻惑しG1競走3勝目を達成。田辺裕信騎手の見事な手綱さばきも称賛されていたが、今年も昨年の走りを彷彿とさせる逃げを展開。積極的な運びで上位進出を果たした。
ただ、同じ逃げでも昨年と今年では内容は大きく異なる。昨年は前半4ハロンタイムが47.0と自らのペースにレースをもっていったが、今年は45.5。ディフェンディング王者だけに昨年のような逃げはさせてもらえず、後続有利なハイペースとなってしまった。
最後の直線、内ラチにぴったりとつけたロゴタイプは、馬なりのままレースを展開。ロゴタイプの後ろにつけたサンライズメジャーやディサイファ、ブラックスピネルやヤングマンパワーが揃って脱落していく中、ロゴタイプだけは先頭を守り、後続に一時3馬身とリードを広げた。
最後の最後にサトノアラジンに差し切られたものの、展開利を活かしたレッドファルクスやグレーターロンドンなどには前を譲らず2着を確保。王者として恥ずかしくない走りを見せた。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛