
【七夕賞(G3)展望】福島競馬場での成績抜群の2頭が登場予定!真夏に負けない熱いマッチレースとなるか!?

9日(日)は福島競馬場の名物重賞・七夕賞(G3)が開催される。歴史ある重賞で福島開催の真夏の風物詩として知られているほか、近年はサマー2000シリーズの第1戦となる重要なレースとしても認知されている。そんな七夕賞(G3)への出走を予定している有力馬を紹介する。
福島競馬場のレースで4戦して3勝している福島巧者マルターズアポジー(牡5、美浦・堀井厩舎)が、自分の形である逃げでレースを引っ張りそうだ。前走の大阪杯(G1)でも積極的な競馬をして単騎逃げの形。さすがにG1レースという事で出走馬のレベルが高く、12着と結果を残すことはできなかった。だが、G3では主役になれるだけの存在だろう。昨年の福島記念(G3)や前々走の小倉記念(G3)を制しているように小回りが得意な印象だが、今回はトップハンデとなる57.5 Kgを背負うこととなる。直線でどこまで粘れるかがカギとなりそう。それでも開幕2週目の良い馬場状態でのレースならばスタートから「らしさ全開」の競馬を見せてくれることだろう。
同じく福島競馬場が得意なゼーヴィント(牡4、美浦・木村厩舎)は重賞2勝目を狙う。現在のところ重賞で3戦連続2着と決め手を欠くレースが続いているが、昨年の夏にラジオNIKKEI賞(G3)を勝利、秋の福島記念(G3)でも2着と、相性のいいコースで約1年ぶりの勝利を目指す。圧倒的な1番人気に支持された昨年の福島記念(G3)であったが、マルターズアポジーの絶妙な逃げにより期待を裏切る形になった過去がある。そんな宿敵と、時期は違うが同じ舞台で戦えるという事は絶好のリベンジの機会と言えるだろう。さらに苦汁をなめた昨年のレースからハンデが逆転しているだけに、今回はますます負けることはできない。逃げるマルターズアポジーに対してどの位置で競馬をするのかが勝負のポイントになるはずだ。
2連勝中のヴォージュ(牡4、栗東・西村厩舎)にも注目したい。前々走の下鴨S(1600万下)を勝利後、クラス再編成で降級したことにより参戦したジューンSでは、東京新聞杯(G3)2着のプロディガルサンを抑えての勝利。強敵相手の価値ある勝利だっただけに、重賞初挑戦となる今回も能力面では見劣りすることは無いだろう。また、2000mはこの馬にとってのベストな条件で、すでに5勝を上げている。サマー2000シリーズの開幕戦となるこのレースで結果を残すことができれば、伸び盛りの4歳馬だけに一気に優勝候補へ名乗りを上げることになる。
PICK UP
Ranking
17:30更新JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 2度の屈腱炎を克服した「不屈」の実力馬がいよいよ復帰! ナリタブライアンの「同期」はG1制覇、鳴尾記念勝利ヨーホーレイクに続けるか