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アーモンドアイに食い下がった「実力馬」の初仔がノーステッキ初陣V!「能力は確かです」母と同舞台で初白星、ラスト一冠の惑星に急浮上?

ミッキースピネルに騎乗した藤岡佑介騎手 撮影:Ruriko.I
ミッキースピネルに騎乗した藤岡佑介騎手 撮影:Ruriko.I

初出走ミッキースピネルが既走馬相手に完勝!

 13日、函館競馬場の5Rに行われた3歳未勝利(芝1800m)は、今回が初出走だった1番人気ミッキースピネル(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)が期待に応えて優勝した。

 ロードカナロア産駒のミッキースピネルは、母が現役時代に重賞2勝を挙げたミッキーチャーム。2018年の秋華賞(G1)でハナを奪うと2着に好走し、このレースを勝って牝馬三冠を達成したアーモンドアイに最後まで食い下がった馬としても知られる。

 そんな母の初仔となるミッキースピネルは初陣こそ遅くなったものの、生産した三嶋牧場の三嶋健一郎取締役が『サンケイスポーツ』の取材に「これは本当にいいと思います」「オープン馬になりえる馬だと思います」と話すなど、以前から大絶賛を受けていた1頭。今回はメンバー中唯一の未出走馬だったものの単勝オッズ2.8倍の支持を集めた。

 14頭立てのレース。ミッキースピネルと鞍上の藤岡佑介騎手は出たなりで前半は後方3番手の位置取り。向正面の半ばから徐々にポジションを上げていくと、4コーナーで先頭集団を射程圏内。直線に入って追われると脚を伸ばして抜け出し、最後は手綱を抑えながら後続に2馬身差をつける完勝だった。

「最後の直線はノーステッキで、抜け出してから藤岡佑騎手はターフビジョンを確認する余裕もありました。デビューは遅くなりましたが、このクラスではちょっとモノが違いすぎましたね。叩かれての上積みも見込めそうでしたし、これは楽しみな馬が現れましたよ」(競馬記者)

母ミッキーチャームも7月の函館・芝1800mで初勝利

 既走馬を相手にせず初戦Vを決めたミッキースピネルに対しては、レース後のSNSやネット掲示板でも「ミッキースピネルめちゃ強い」「これは相当な大物では」「ミッキーチャームみたいに秋華賞に間に合ってくれないかな」「お母さんが勝てなかったG1勝利を目指して頑張ってほしい」といった期待のコメントが寄せられていた。

 牝馬三冠レースの最終戦である秋華賞は今年、10月13日に開催される。残りあと3ヶ月しかないが、母ミッキーチャームが初白星を飾ったのも7月の函館・芝1800mであり、鞍上も奇しくも今回と同じ藤岡佑騎手だった。

 母はそこから北海道で3連勝を達成。夏の上がり馬としてラスト一冠牝馬に駒を進めると、アーモンドアイを相手に好走を果たしたのは先述の通りだ。

 レース後、藤岡佑騎手はミッキースピネルについて「お母さんは前進気勢が強かったのでじっくり乗ったが、それでも行きっぷりが良かった。次からはそこが課題になりそうですが能力は確かです」と、期待を口にしている。遅れてきた好素材の次走も楽しみにしたい。

GJ 編集部

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