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JRA川田将雅「今度こそ」ヴィクトリアマイル(G1)ミッキーチャームは「女子っぽさ」と「輸送」が鍵

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 12日に東京競馬場でヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)が開催される。主役級の4歳馬ミッキーチャーム(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)について検討する。

 ミッキーチャームは昨年の秋華賞(G1、芝2000メートル)でアーモンドアイの2着となり一躍脚光を浴びた。秋華賞に至るまでの過程を振り返ってみよう。

 デビューは3歳2月、京都の新馬戦(芝2000メートル)とかなり遅い。春は勝ち切ることができず、夏の北海道で素質を発揮する。函館の未勝利戦(芝1800メートル)で2着馬に8馬身差をつけて逃げ切ると、続く500万下(芝1800メートル)では2番手からの競馬で3馬身半差の快勝。舞台を札幌に移した藻岩山特別(1000万下、芝1800メートル)でも3馬身半差の逃げ切り。極めて高いスピード能力で3連勝を飾った。

 こうして、いよいよ牝馬クラシック最終戦の秋華賞に挑む。重賞初挑戦であり、もちろんG1初挑戦。ここから鞍上は中内田充正厩舎の主戦川田将雅騎手が務める。1000メートル通過59秒6の逃げ。川田騎手が逃げればスローにはならない。直線に向いたときアーモンドアイは後方12番手だったが、結果は1馬身半差の2着。アーモンドアイに負けはしたものの新星が誕生したと言える。

 明け4歳初戦は中山牝馬S(G3、芝1800メートル)。レース前、中内田調教師は「精神的には女の子らしいところがありますが、体調面では良い状態だと思っています」と語っていた。”女の子らしい”というのは”テンションが高い”ということだ。結果は”女の子らしさ”かモロに出て最下位14着。かかってしまった。川田騎手は「性格の難しいタイプ。きょうは輸送が大きく影響したと思います」とコメント。日頃のテンションの高さに加え、長距離輸送でイライラがつのってしまったのだろう。

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