
【中京記念(G3)展望】サマーマイル開幕戦!混戦模様を切り裂くのは善戦馬グランシルク?

夏の中京競馬場の最終週に行われるのが中京記念(G3)。今年のマイル路線は今のところズバ抜けた存在がいないため、大混戦でどの馬にもチャンスがありそう。また、このレース自体がハンデ戦で大波乱となることも十分考えられそうだ。サマーマイルシリーズの重要な開幕戦である中京記念(G3)への出走を予定している注目馬を紹介する。
そろそろ重賞制覇を成し遂げたいグランシルク(牡5、美浦・戸田厩舎)だが今回はどうだろうか。3歳時のニュージーランドT(G2)、NHKマイルC(G1)では1番人気になったこともある素質馬だが、未だに重賞勝ちはない。その後も重賞レースに出走する度に上位人気となるが勝利が遠く歯がゆい思いをしてきたが、今回は遂にチャンスが回ってきたようだ。今年に入ってから4戦を消化し2着2回、3着2回と勝ち切る事こそできていないが、その安定感は出走予定のメンバーとの比較では頭一つ抜けている印象がある。さらに斤量面でも56㎏と恵まれており、届きそうで届かなかった勝利が現実的なものとなりそう。中京競馬場でのレースは今回が初めてとなるが、末脚にかけるこの馬にとっては直線が長いコース形態は合っていそう。左回り自体も東京競馬場でのレースを見る限りでは問題ないだろう。ここまで悔しい思いをしてきたが、秋へと繋がるいい結果を残すことはできるだろうか。
前走の米子S(OP)を勝利したブラックムーン(牡5、栗東・西浦厩舎)も重賞勝ちを虎視眈々と狙う。前走では桁違いの上がりタイム32.4秒という記録を残してレース自体もレコード勝ちした。この時負かした相手にはサトノラーゼンなどの重賞勝ちの実績がある強敵がおり、内容的にも非の打ち所がないレースだったと言える。しかし重賞では京都金杯(G3)での9着や東京新聞杯(G3)の8着など苦戦している。本来であればもう少しやれても良いはずで、調子が良さそうな今回は期待したいところ。重賞未勝利ながら57㎏の斤量は能力を見込まれた証。厳しい条件であることは間違いないが今後を見据える上でも乗り越えて欲しいところだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
- JRA グラスワンダー主戦騎手「溺愛」で今年0勝の息子ジョッキーと共倒れ状態……往年のライバル横山典弘から「痛恨不利」も“同情の声”が集まらないワケ
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!