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【中京記念(G3)展望】サマーマイル開幕戦!混戦模様を切り裂くのは善戦馬グランシルク?

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 ウインガニオン(牡5、栗東・西園厩舎)はマイペースの逃げの展開に持ち込みたい。前走のパラダイスS(OP)と前々走の谷川岳S(OP)では逃げ切り勝ちで2連勝中と、直線での粘り強い競馬が出来るようになってきたが、オープンクラスへの昇級後に苦戦が続いた要因は、スタートで前から行けなかったことで崩れてしまう脆さだった。相手関係が強化されるここで好走するためには自分でレースを作っていかなければならないが、それほど先手を奪いに来るメンバーはいない様子。自分の走りに集中できれば3連勝での重賞勝ちも十分可能だろう。

 復活を目指して模索を続けるワンアンドオンリー(牡6、栗東・橋口厩舎)は一気に距離を短縮して挑むレースとなる。阪神大賞典(G2)、天皇賞・春(G1)の長距離レースに活路を求めたが、残念ながら結果が付いてくることは無かった。そんな中久々となるマイル戦で新たな一面を見せることはできるか。今回の距離短縮は騎乗予定の横山典騎手の進言によるものということなので、天才と称されるジョッキーの騎乗ぶりにも注目だ。

 このほかには2年前のシンザン記念(G3)勝ちの実績があるグァンチャーレ(牡5、栗東・北出厩舎)や昨年のこのレースで2着に入る活躍を見せたピークトラム(牡6、栗東・橋口厩舎)などが出走を予定しており、どの馬が勝ってもおかしくない状況。

 他のサマーシリーズと比べると3戦しかないため注目度が低くなりがちなサマーマイルシリーズだが、今年は今後を占ううえでも注目すべき出走馬が多い。中京記念(G3)を制してサマーマイルシリーズ、更には今後のマイル路線で活躍していく馬は出てくるのか。波乱もあり得るレースは23日(日)15時35分に中京競馬場で発走予定となっている。

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