
「9人目の男」武豊とG1馬が久々勝利なるか!? 立ちはだかるライバル勢も粒揃い…「勝率7割」マリーンS組より不気味な特注穴馬を発見

2着の差で佐々木大輔騎手を抑え、札幌のリーディングに立った武豊騎手。ブレイク中の若手騎手に負けない活躍をする55歳のレジェンドはさすがである。
また、日曜札幌のメインレース・エルムS(G3)では、2022年のホープフルS(G1)を優勝したドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学厩舎)との初コンビも決定した。
本馬は芝ダートの二刀流で活躍する実力馬だが、13戦中5戦で手綱を任されたB.ムルザバエフ騎手はJRA所属ではないこともあり、これまで複数の騎手が騎乗。ドゥラエレーデにとっても、今回の武豊騎手は9人目のパートナーとなる。
ドゥラエレーデ脅かす不気味な穴馬たちも出走
ダートのG1勝利はないものの、国内外のG1で好走した実績を持つだけに、相手関係が楽になるG3なら勝機は十分。しかも、58キロのライバルがいる中で、G1馬が57キロなのだから負けられないところだろう。
ただ、G3といえどもそう簡単な相手ではないことも事実。中でも最大の強敵といえそうなのは、前走がマリーンS(OP)だった組だ。過去10年においてもマリーンSで3着以内に好走した馬が7勝と好相性。今年はナチュラルハイ(1着)、テーオードレフォン(3着)が出走するため侮れない。
実力的には抜けた存在のドゥラエレーデだが、札幌のダート1700m戦は約2年ぶりの舞台の上に、3月末のドバイワールドC(G1・5着)以来、4ヶ月ぶりの休み明け。夏に調子を上げている函館経由組に比べれば分が悪い印象もある。
「データ的に前走マリーンSが人気を集めそうですが、意外と盲点になりそうなのは、大沼S(L)を勝っているサヴァです。7番人気で勝利と当時も穴評価。今回も配当妙味がありそうな人気が予想されます。
実際にマリーンSを優勝したナチュラルハイを負かしていますし、再び穴をあけても不思議ではないでしょう。条件もマリーンSと同じ函館のダート1700mですしね。武豊騎手としてはミトノオーも厄介な相手になりそうです」(競馬記者)
大沼Sを57キロのナチュラルハイより1キロ重い58キロで制したサヴァと岩田康誠騎手のコンビも十分に不気味だが、ミトノオーも4歳世代のダート路線でトップクラスの1頭だ。
こちらは平安S(G3)を制しての臨戦と上り調子。かつてコンビを組んでいた武豊騎手もその実力は十分に把握しているはず。後続の脚をなし崩しに使わせるハイラップを刻む逃げが持ち味の馬だけに、最も警戒すべき相手かもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
関連記事
武豊と“競馬界の二刀流”が新コンビ結成!相性急上昇「父ドゥラメンテ×レジェンド」が勝利を後押し?
武豊、村山明「胸を借りる」のすれ違い。後のG1「11勝馬」が単勝272.1倍の珍事…フェブラリーS(G1)史に残る「大失態」は何故起こってしまったのか
ウオッカ、ネオユニヴァースも返り討ちの宝塚記念…3歳馬の善戦は横山典弘「前ポツン」が炸裂! 何もかもが「常識破り」のドゥラエレーデに驚きの声
ドゥラエレーデ落馬、スキルヴィング競走中止、大本命敗戦…「後味の悪さ」残った今年のダービー、喜びも悲しみも入り混じる競馬の祭典を見届けたファンも複雑?
JRA「伝説の新馬戦」候補に武豊の期待馬が出走! 話題のドゥラメンテ産駒やウマ娘オーナーも参戦…宝塚記念(G1)当日に「注目」のメンバーが激突