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ドゥラエレーデ落馬、スキルヴィング競走中止、大本命敗戦…「後味の悪さ」残った今年のダービー、喜びも悲しみも入り混じる競馬の祭典を見届けたファンも複雑?

ドゥラエレーデ落馬、スキルヴィング競走中止、大本命敗戦…「後味の悪さ」残った今年のダービー、喜びも悲しみも入り混じる競馬の祭典を見届けたファンも複雑?の画像1
タスティエーラ 撮影:Ruriko.I

 今年も大きな盛り上がりを見せた日本ダービー(G1)。JRAが発表した入場券の価格設定も1000円という高額ながらも、プラチナチケットを手に入れた7万1868人のファンが東京競馬場へ駆けつけた。

 18頭の精鋭が集結した競馬の祭典を制し、2020年に生まれたサラブレッド7708頭の頂点に輝いたのは、D.レーン騎手が騎乗した4番人気タスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 前走の皐月賞(G1)は、後方から規格外の末脚を炸裂させたソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)の2着に惜敗したが、ダービーではクビ差で追撃を凌いでリベンジに成功。無敗の二冠を目論んだ王者の野望を打ち砕いた。

 テン乗りでのダービー制覇は、1954年のゴールデンウエーブに騎乗した岩下密政以来となる69年ぶりの快挙。レーン騎手は「正直知らなかったし、知っていてもジンクスは信じていないので」と一笑に付したようだが、長年続いた「勝てないジンクス」も知らない男相手には関係なかったか。

 とはいえ、オーストラリアの名手が存在感を発揮した今年のダービーを複雑な思いで見守った関係者やファンも多かったことだろう。

 単勝1.8倍の大本命に推されたソールオリエンスの横山武史騎手は、エフフォーリアでハナ差の2着に泣いた2年前と同じく2着。またしても「ダービージョッキー」の厚い壁に跳ね返された。

 こちらについては、父の横山典弘をはじめ、武豊や福永祐一といった名手たちでも初勝利に苦しんだ。敗戦を糧にさらなる成長を見せることができれば、いつかはまたチャンスが訪れるはずだ。

 その一方で、今年のダービーで非常に悔やまれるアクシデントが発生していたことにも触れなければならない。

喜びも悲しみも入り混じる競馬の祭典を見届けたファンも複雑?

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ドゥラエレーデ 撮影:Ruriko.I

 スタート直後に躓いた17番のドゥラエレーデが、坂井瑠星騎手を振り落とすような格好で落馬。大事には至らなかったものの、ホープフルS(G1)を制した実力の持ち主だっただけに不戦敗となったのは勿体なかった。

 パクスオトマニカがスローで引っ張る展開となったため、積極策が持ち味のドゥエラエレーデならチャンスもあっただろう。ダービー初騎乗の2020年は、9番人気サトノインプレッサを4着に導いていた坂井騎手だが、2度目のダービーは不戦敗という残念な結果に終わった。

 そして最も悲劇的な結末を迎えたのは、C.ルメール騎手とのコンビで2番人気の支持を集めたスキルヴィング(牡3、美浦・木村哲也厩舎)だ。

 こちらもテン乗りと同じく「青葉賞(G2)を制した馬はダービーを勝てない」というジンクスで注目されたが、競走中に急性心不全を発症して予後不良という、あまりにも悲し過ぎる結末が待っていた。

 Twitterで「今日、素敵な馬だったスキルフィングを失うのは残念」と悲しんだルメール騎手だけでなく、多くの関係者やファンが想定外の別れを惜しんだ。タイム差なしの3着に入ったハーツコンチェルトは、青葉賞で倒した相手だっただけに、アクシデントがなければ勝てた未来もあっただろう。

 年に一度のお祭りが大いに盛り上がったことは間違いないとはいえ、一世一代の晴れ舞台で後味の悪さに複雑な思いを抱えたファンも少なくなかったはずだ。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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