
武豊、今年最初の「2歳新馬戦」はドウデュース厩舎の期待馬とタッグ! G1・4勝をあげた父の代表産駒と同配合

発走の時が刻一刻と近づいている日本ダービー(G1)。昨年の優勝ジョッキーであり同レース7度目の制覇を目指す武豊騎手は今年、皐月賞(G1)3着馬ファントムシーフとのコンビで挑む。
今回がテン乗りになることもあり、中間は3週連続で同馬の調教に騎乗。その成果もあってだろう、レジェンドは公式サイトの日記に「コンタクトを取るたびに分かり合えてきた」とつづっている。注目の枠順は7枠14番に決まった。やや外寄りだが、ここからどうレースを組み立てるのか注目したい。
なお今週末のダービーが終わると、翌週からは来年のダービーに向けて早くも2歳馬たちによる新馬戦がスタートする。
来月3日、阪神競馬場の芝1600mを舞台に行われる今年最初の2歳新馬戦で、武豊騎手が騎乗を予定しているのがデルマアートマン(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
同馬は昨年のセレクトセール1歳セッションにおいて「デルマ」でおなじみの浅沼廣幸オーナーが3630万円(税込)で購入。父オルフェーヴル、母は2017年のサンタマルガリータS(米G1)で3着に入ったオータムフラワーという期待の血統馬だ。
今月4日に栗東トレセンでゲート試験に合格。管理する友道師は『東京スポーツ』の取材に「この時期の2歳にしては体幹がしっかりしているね」「オルフェーヴル産駒で入厩当初はうるさい面があったけど、優等生でそのあたりも解消している」など、高評価のコメントを残している。
「もともとデルマアートマンは荻野琢真騎手とのコンビでデビューを予定していると、一部メディアでは報じられていました。
調教などを見ているうちに陣営が同馬により期待を抱いたことで、同厩舎で昨年の日本ダービーを制したドウデュースと同じく武豊騎手の手綱で初陣に挑むことにしたのかもしれませんね」(競馬誌ライター)
G1・4勝をあげた父の代表産駒と同配合
ちなみに父オルフェーヴル×母父Flower Alleyという組み合わせは、同種牡馬の代表産駒でありG1・4勝をあげたラッキーライラックと同配合である。
また近年、阪神・芝マイルで開催された世代最初の新馬戦を勝った馬は、レッドリヴェールとケイアイノーテックが後にG1を制覇。リアアメリアも重賞を複数勝っており、ダディーズビビッドも先日の京王杯スプリングC(G2)で3着に入っている。デルマアートマンもここを突破すれば今後の活躍が大いに期待できそうだ。
「同新馬戦が出世レースであることは関係者の間でも知られているだけに、今年も前評判の高い馬たちが出走を予定しています。
特に新種牡馬ブリックスアンドモルタル産駒でC.ルメール騎手が騎乗を予定しているテラメリタ、川田将雅騎手とのコンビで臨むルーラーシップ産駒のカズヴィトシャあたりがデルマアートマンの強力なライバル候補となってきそうですね」(同)
ダービーからダービーへ。約1年後に開催される大舞台へ向けて、武豊騎手とデルマアートマンは世代一番星に輝くことができるだろうか。
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