武豊と“競馬界の二刀流”が新コンビ結成!相性急上昇「父ドゥラメンテ×レジェンド」が勝利を後押し?
2022年のホープフルS(G1)を制したドゥラエレーデ(牡4歳、栗東・池添学厩舎)の次走が決まった。8月4日に札幌競馬場で行われるエルムS(G3、ダート1700m)を目標に調整が進められ、鞍上には新コンビとなる武豊騎手を予定しているという。
芝とダートの“二刀流”で活躍しているドゥラエレーデ。3歳以降は勝利こそないが、昨年12月のチャンピオンズC(G1)と東京大賞典(G1)で連続3着に好走するなど、いつ2つ目のビッグタイトルを獲ってもおかしくない実力の持ち主だ。
ドゥラエレーデといえば、デビューから代わる代わる違う騎手が手綱を取り、鞍上が固定されないことも一部で話題となった。直近の4走はB.ムルザバエフ騎手が連続で騎乗していたが、エルムSで9人目のパートナー、武騎手に乗り替わる。
今年に入ってから、フェブラリーS(G1)12着、ドバイワールドC(G1)5着と結果を出せていないドゥラエレーデにとって、レジェンドへの鞍上スイッチは起爆剤となるかもしれない。なぜならドゥラエレーデの父がドゥラメンテだからだ。
武豊騎手×ドゥラメンテ産駒の相性が急上昇!?
「武騎手がドゥラメンテ産駒に騎乗した時の通算成績を見ると、面白い傾向が見つかりました。2023年8月5日まで、このコンビ(武騎手×ドゥラメンテ産駒)は37戦1勝(勝率2.7%)とあまり手が合っていなかったんです。ところがその後、様相が一変しました。
武騎手はドゥラメンテ産駒のクセをつかんだのか、8月6日以降は20戦8勝(同40.0%)と、爆発的な成績を残しています。3連勝で青葉賞(G2)を制したシュガークンもドゥラメンテ産駒でしたが、他にも、ガイアメンテ、エルゲルージ、レッドアヴァンティなどで次々と勝利を収めているんです」(競馬記者)
ドゥラエレーデは芝・ダート、中央・地方に加えて海外も経験。さらに数々の騎手とコンビを組んできた。通算4509勝を誇るレジェンドを背にした時に果たしてどんな化学反応を見せてくれるか、楽しみしかない。
ただ仮にエルムSで結果を出しても、そのままコンビ継続となるかは微妙なところ。武騎手は他にノットゥルノやヤマニンウルス、牝馬のオーサムリザルトなどダートの有力お手馬を多数抱えているからだ。
果たして夏の札幌で武騎手の“鞍上問題”はさらに複雑化するのか。ドゥラエレーデの走りに注目が集まる。
PICK UP
Ranking
11:30更新- オーギュストロダン回避で「逆輸入対決」は実現せず…武豊、坂井瑠星に注目集まる凱旋門賞
- スピルバーグ、ラブリーデイが最後の勝利…天皇賞・秋の王道ステップに変化
- 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「体重超過」大江原比呂が1日でダイエット成功!岩田望来や西村淳也も悩んだ過酷な体重管理
- 【シリウスS(G3)展望】フェブラリーS(G1)1番人気の大器オメガギネス登場!
- サイレンススズカ級は不在!混戦模様の毎日王冠はローシャムパークでもシックスペンスでもない“まさかの激走穴馬”急浮上!
- 【凱旋門賞(G1)展望】地元ソシエ&ルックドゥヴェガ有力も、日本のシンエンペラーに大きなチャンス
- 横山典弘ピューロマジック「9秒9」超えた稀代の韋駄天? 超速レコード持ち主はデュランダルに大楽勝
- JRA・G1「トレンド継続」で武豊らにチャンス到来!? 秋華賞(G1)有力馬に騎乗する今年G1未勝利ジョッキーは?
関連記事
「芝の方が良い」「ダート適性はある」イクイノックス撃破も遠い記憶…悩めるドゥラエレーデ「問題解決」の裏で深まる皐月賞馬ジオグリフの混迷
【日本ダービー】武豊シュガークンの選択は吉か凶か!? ドゥラメンテ超えた皐月賞にカラクリ…人気の盲点となる「特注馬」をピックアップ
武豊と初勝利のキタサンブラック弟に早くも「種牡馬入り」を望む声!? ドゥラメンテの血を継ぐ魅力的血統背景…半兄は「中央未勝利」でスタッドイン
ドゥラメンテ産駒「ダート女王」がいよいよ戦列に復帰!「2度のすれ違い」を経て武豊と待望のコンビ実現へ
武豊×ドゥラメンテ産駒「超大物」にイクイノックス妹もランクイン!? 来春のクラシック候補「上位3頭」を厳選ピックアップ