
地方競馬の祭典・JBC競走が完全にJRAと「一体」化!? 巧みな発走時間のコントロールで今年の「文化の日」は朝から晩まで馬券を買える「競馬の日」?

JBCレディスクラシック(G1)、JBCスプリント(G1)、JBCクラシックと1日に3つのG1競走を開催する地方競馬の祭典「JBC競走」の発走予定時刻が決定。それがまるでJRAの「ローカル開催」のようだと話題になっている。
毎年11月の「文化の日」に合わせるようにして開催されているJBC競走。だが、今年は11月3日が金曜日ということもあって3連休が組まれている。そこでJRAは金、土、日にわたる3日間開催を実行。その結果、今年は大井競馬場で行われるJBC競走とバッティングする異例の状況となった。
注目されていた今年のJBC競走の発走時刻だが、例えば福島競馬のメイン競走が15時25分の発走で、京都競馬のメイン競走が10分後の15時35分となるのは中央の競馬ファンにとってお馴染みの光景だ。
ただ今年は、そこからさらに10分後の15時45分に、大井競馬のJBCレディスクラシックが開催。大方の予想通り地方側がJRAのレース開催との間隔を最大限考慮した形となった結果、まるで中央競馬が3開場で行われているような形となったというわけだ。
この日は3日間開催の初日とあって、JRAでは福島競馬と京都競馬が開催され、東京競馬はお休み。しかし、JBC競走がまるでその穴を埋めるようにレースを開催するため、中央の競馬ファンは3開場で行われている開催日のように、スムーズに馬券を購入できる狙いがあるようだ。
「ちなみにJBCスプリントも京都最終レースの15分後に開催が予定されており、中央の最終レースまで遊んだお客さんの大方は、このレースにも参加するでしょうね。
昨年12月には香港の国際競走の馬券が発売されたことで、中央競馬の開催日とバッティングしましたが、その結果予想よりも売上が落ちました。ただ、その時は阪神、中山に加え中京も開催しており、いわば”4場開催”となったためにファンも食傷気味になって対応しきれなかったことが原因だったようです。
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