真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.09.09 09:11
【京成杯AH(G3)展望】マイル王へ向けての熾烈な争い!?マイル路線を牽引する主役の誕生なるか?
編集部
開幕週の10日(日)に中山競馬場で行われるメインレースは、京成杯AH(G3)。モーリスという突出した存在の引退後、混戦模様が続いているマイル路線だが、その主役を目指す馬達が伝統あるハンデ重賞に集まった。夏競馬は先週までで終了したが、このレースはサマーマイルシリーズの最終戦に位置づけられており、夏のマイル王の行方も気になるところだ。秋の飛躍を目指すべく京成杯AH(G3)への出走を予定している注目馬を紹介する。
近走は2着、3着続きのグランシルク(牡5、美浦・戸田厩舎)だが、今年の初勝利を飾ることはできるだろうか。前走の中京記念(G3)では馬群を割って直線で鋭く伸びてきたが、2番手追走から押し切った勝ち馬を捉えるまでには至らなかった。今年5戦はどのレースもあと一歩のところで勝ちを逃しているが、重賞での2着、3着の成績は評価されるべきものだろう。勝ち味に遅いところがあるのは否めないが、逆に言えば大崩れしない抜群の安定感があるだけに、いつ勝ってもおかしくない存在だ。
久々のマイル戦でマイペースの逃げ切り勝ちしたマルターズアポジー(牡5、美浦・堀井厩舎)は、この秋の目標をマイル路線に切り替えたようである。中距離での重賞実績があったため昨年の有馬記念(G1)、今年の大阪杯(G1)にも果敢に挑戦したが、高い壁に跳ね返される結果となった。そんな中、前走の関屋記念(G3)では久しぶりに「この馬らしい競馬」に持ち込み、見事に逃げ切り勝ち、嬉しい重賞3勝目を手に入れた。ここで勝利を上げればサマーマイルシリーズのチャンピオンとなるだけに、存在感を示すには絶好のチャンス。この秋にもう一度高みを目指す上で、サマーマイルシリーズチャンピオンの箔を着けたいところ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛